マインドフルネスって、一人で静かな時間を持つだけに、「難しい」「続かない」という壁にぶち当たること、ありますよね。
そんな方に読んでいただきたい、マインドフルネスのプロの人達に聞いてみるこのシリーズ。
第2回目のテーマは「マインドフルネスいつどうやって実践してる?」です。
プロ達の日々の実践法を参考に、ご自身のマインドフルネスを見つけてみて下さい!
・前回の記事はこちら
やはり定番!瞑想は欠かせない。
瞑想だけがマインドフルネスの実践法ではありません。ですが、やはり定番で欠かせないものであることは確かなようです。日々、落ち着いて「座る」時間を持つからこそ、微細な違いにも気づけますね。また、ヨガと併せて行っている方も複数いらっしゃいました。ヨガで身体に意識を向けることが、瞑想への良い導入になるのでオススメです。
“朝、ヨガ(太陽礼拝)のあとマインドフルネス瞑想を10分します。日中は、何気ないことに対して五感をしっかり使います。”
明石 聖子さん (マインドフルネストレーナー|アカシックリーダー)
“毎朝、太陽礼拝のあとスダルシャンクリア呼吸法を行い座禅をしています。
最近はオンラインミーティング中や集中力が切れてきたときに音の瞑想(シンギング・リン)も行っています。”
宍戸 幹央さん (一般社団法人 ZEN2.0共同代表理事・鎌倉マインドフルネス・ラボ株式会社 代表取締役)
“寝る前に20〜30分瞑想。あとは雑念が湧いたときに瞑想を行います。”
小林 亜希子さん (マインドフルネス心理臨床センター代表)
“朝、アプリを使用して座って行っています。あとはクライアントワークでセッションを行っている時。ヨガをしている時。寝る前。”
小笠原 和葉さん (ボディーワーカー・一般社団法人 OurDynamics 代表理事)
さすがプロ!濃厚ルーティン系。
マインドフルネスのプロの方って自分への探究心が強いです。それだけに、自分にどんな方法が合っているか、心地良いかを追求して、濃厚ルーティンに行きついている方、いらっしゃいます。
”朝のルーティーンがあります。
海のそばに住んでいるので、起きたら走って体をほぐす(マインドフルランニング)→呼吸して→軽くストレッチ→海で浮く(フローティング瞑想)走る→お風呂→水シャワー→ストレッチ→筋トレ→瞑想という流れです。”
山下 悠一さん (株式会社ヒューマンポテンシャルラボ 代表取締役CEO)
”朝と夜瞑想の時間を取る。
夢日記を書く→ストレッチ30分→ヨガ→半眼で瞑想→そんきょ(剣道の開始の時のポーズ)→瞑想10分から30分(その日の気分で!)→山伏の祝詞を唱える→般若心経の祝詞を唱える 長い時だと計60分から90分”
柏原 里美さん (JMAM(日本能率協会マネジメントセンター)出版事業本部 編集第一部長/アクティブ・ブック・ダイアローグ®️認定ファシリテーター)
瞑想だけがマインドフルネスじゃない。日々の行動をマインドフルネスに!
マインドフルネスをがっつり学んでいる期間は、座ってゆっくり呼吸をする瞑想をしていたけれど、「今は毎日座る瞑想はしていないんですよ」という方にも結構お会いします。マインドフルネスを学ぶと日々の行動の中に、マインドフルネスのチャンスを発見できるからでしょう。
“食べている時、食事中、丁寧に食べる”
ももえさん (ZenEating代表・Zen2.0 Speaker)
“自転車で走ってるとき、歩いてるときは気づいたらマインドフルネスになってる。取り掛かる前に呼吸する。毎日は瞑想はしてない。
整って無いってときやる気が起こらないモヤモヤするときは瞑想。”
木村 智浩さん (株式会社ガイアックス チーフカルチャーオフィサー)
“娘と嫁がお風呂に入ってる間に瞑想。
自分でワークショップ中や人のなにかに出た時。
マインドフルネス系の打ち合わせではとりあえず最初に座る。
呼吸瞑想やラベリングをすることが多い。”
中村 悟さん (にこフル/さすらいのマインドフルネス・メッセンジャー)
“毎朝zoomでメディテーション。
歩いてる時、自転車乗る時。
その時は音楽も聞かない。音楽を聞くときは音楽だけ。”
HIKO KONAMIさん (サウンドバスヒーラー)
いつって?常にでしょ。
“今ここ”に気持ちがあることを常にメタ認知し続けていると、究極こうなりますよね。
“常に。家事やってるとき(お皿洗い、掃除、ご飯)はマインドフルネス。
毎朝淳也瞑想(※)。夜は自分の仮眠にしたいときにボディスキャン瞑想15分。”
岩濱 サラさん (MindfulLife×ワーケーションThinkSpace代表)
※荻野淳也さん主催で平日毎朝実施されているオンライン瞑想コミュニティ。
“元々マインドフルなんですよね、私。実践という手法をとってるわけではないです。常に、感謝、好奇心、愛がベースにある。
色んなことに感謝の気持ちが湧くとマインドフルネスにならざるをえない。
これどういうこと?ってことが起こると好奇心が湧いて自然とマインドフルネスになる。
感謝は自然と湧いてくるもの。感謝しなきゃ、という思考がでてきたらそう思ってるな、とそれに気づくだけ。”
むろき 優理さん (株式会社ヒューマンポテンシャルラボ Source-PRD / Heart&Spirit Keeper)
マインドフルネスは生き方です。
いかがだったでしょうか?マインドフルネスの実践法は一人一人違って良い、ということが見えてきましたね。
毎日の実践で「瞑想」が入っていない方も、特に心を整えたい時はお守りのように登場させているようです。また、マインドフルネス系のミートアップや打ち合わせに参加すると「じゃ、とりあえず座りますか」と言って、皆で瞑想の時間を持つことが多いです。
今回はあえて「いつ、どうやって実践していますか?」という質問を投げかけたので、皆さん丁寧に具体的に答えてくれました。
しかし、「そんなHowの話ばかり、やめません?だってマインドフルネスは生き方なので。」これが実は、マインドフルネスに関わる方々の総意なのではと思っています。
次回は「ぶっちゃけ、マインドフルネスになれない時ってある?」をお送りします。
(文:Mindful.jp編集長 松元絢)
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