多拠点生活に必須のバスタオルどう選ぶ?軽さ?乾きやすさ?それとも?

この連載は、しんいちさんが、会社員として働きながらも、物を減らしリュック1つを背負って、旅するように暮らす日々を綴ります。

▼前回までの記事ピックアップ
vol.1:会社員が多拠点生活を始めたら、旅・仕事・生活が融合して「これ最高かも」と思っている話。
vol2:会社員生活と多拠点生活は両立できる?!僕がADDressを選んだ理由。

もくじ

今まで使っていたバスタオルは、とにかくかさばる。

多拠点生活に必須となるものの一つがバスタオルである。男性である僕の体を拭くにはある程度の大きさが必要となるが、多拠点生活前に使っていたコットン100%のタオルだとかさばるうえ乾く時間もかかる。
そのため買い替える必要があった。バスタオルは荷物の多くの容量を占めるため、選択の上でサイズ感・重量感は非常に重要である。

かといってバスタオルはお風呂の後に毎日使う物なので、出来るだけ心地よいものを選びたい。大きさ?乾きやすさ?吸水性?さわり心地?・・・選択の基準が多く悩ましいアイテムだ。

百聞は一見に如かず。
まずは先人の知恵を拝借すべくミニマリストが愛用している物を試してみた。ハイパーメディアクリエイター”の高城剛さんが「LIFE PACKING2.1」で紹介しているポリエステル素材の「NANO TOWEL(ナノタオル)」だ。

ナノタオルという名前だけあって軽量だった。重量は40グラムという驚異の軽さ。(卵1個分がおよそ50グラムなのでそれよりも軽い!)サイズも付属の収納袋にいれるとiPhoneよりも小さくなる。
吸水性も身体を拭きとるには十分。髪まで拭き取るとなると若干吸いきれず2枚必要だが、そこは軽さとコンパクトさでカバーできる。夜使っても朝にはすっかり乾いている速乾性も魅力である。
多拠点生活でのバスタオルの機能性として申し分なかった。

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▲ナノタオルは軽く、吸水性もあり機能性も高いすぐれもの。

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▲収納袋にいれるとiPhoneよりも小さくコンパクトに持ち運べる。

バスタオルに求めるのはコンパクトさ<心地よさだった

ナノタオルは機能面でコットンよりも抜群に優れている。ただ、毎日このタオルで身体を拭いていると機能性を重視するあまり僕にとっては何だか味気ない感じがした。慣れ親しんだコットンのように、肌に触れた時のふんわり身体を包み込んでくれる感覚がないのだ。色も単調で面白みに欠けた。

もっと自分には合ったものがあるのではないかと、探していた。

そこで見つけたのが、「NOMADIX(ノマディックス)」だ。

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▲カラフルな生地が目に留まったULTRALIGHT TOWEL(ウルトラライトタオル)の投稿


インスタグラムで紹介されていたのは、NOMADIX(ノマディックス)のULTRALIGHT TOWEL(ウルトラライトタオル)という商品だった。サイズはナノタオルより大きめだが素材はポリエステルとナイロンを使っており226グラムと一般的なバスタオルの半分程度で軽く、速乾性もありそうだ。何よりこのカラフルなデザインに惹かれた。
とはいえ化学繊維のため味気ない拭き心地なのではないかと不安だったが、実物を手に取ってみると、しっとりすべすべしていて思ったより肌触りが良かった。これならきっと満足できるだろうと思い、使ってみることにした。

試してみると、不安だった拭き心地も問題なく、身体をつつみこんでくれる感覚つまり大きさがあった。
そして、ULTRALIGHT TOWEL(ウルトラライトタオル)は敷物やブランケットとして使えるという多拠点生活においてはうれしい多機能を備えている。

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▲防寒のブランケットとしても使える大きさ。

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▲サラッとした質感で、土がつきにくく、男性でも座れる大きさの敷物しても利用可能。


物によって自分が求める心地よさは違う

リュック一つ分の荷物の生活では、つい小さく軽い機能的な物を選ぶ思考になっていたが、僕がバスタオルに求めることは、適度な大きさ・肌触り・鮮やかな色だったことに試してみて気づけた。
多拠点生活を心地よくするための基準は、物によって異なっていたのだ。
いくつか実際に手に取り試すことで、自分が大事にしている価値観の解像度があがった気がして嬉しくなった。
これからも物を通して自分の価値観を見つめていきたい。

旅路は続く。

しんいち : プロフィール

しんいち:石井慎一
埼玉県入間市出身。社会人から16年を東京で過ごし、離婚や大阪転勤を機に自分の暮らし方を考えるようになる。現在は会社員として人事系サービス企業で大阪支店長の職を担いつつ、全国に拠点のあるADDressを利用し、「旅するように働く、暮らす」を実現している。
・まなびやアカデミー認定マインドフルネストレーナー
・産業カウンセラー

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しんいちさんの多拠点ミニマルライフ・ヒストリー

2018年10月
38歳でバツイチ確定後、シェアハウスに転居。当初持っていたのは、掃除機と電気ケトルと服だけ。
2019年6月
大阪転勤を期に、一人暮らしをスタート。家具・家電などが増える。
2020年4月
緊急事態宣言で在宅勤務になり、快適さを追求したくなり、高城剛氏の「LIFE PACKING」から物を減らすことに興味を持ち、「スーツケース一つで生活する」を目指し始める。
2021年1月
一人暮らしのマンションを手放しCoリビングサービス「Address」を契約。多拠点生活を開始。Addressを利用していない時は、間借りしている大阪のスペースで生活している。現在の所持品はスーツケース2つ分。

もくじ