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マインドフルネス・レベルは測れる?と「いいから、まず落ち着け。」という話。

こんにちは!Mindful.jp編集長の松元絢です。
こちらの記事では、私が生活する中でのマインドフルネスにまつわるエピソードをゆるりと紹介していきたいと思います。

HIKOKONAMIさんとの楽しい時間。

先日、広尾のEAT PLAY WORKSという、トータル・オシャレ・マインドフルネススポットとでも言うべきとても素敵な空間を満喫してきた。

シンギングボウルを使った瞑想法「サウンドバス」を中心にマインドフルネスな活動をされているHIKOKONAMIさん(以下、ひこさん)との情報交換が目的だ。
なんと、私のアドベントカレンダーの記事に共感して、連絡をしてくれたのだ。(歓喜!)

ひこさんはチャキチャキの関西弁でフラットで率直に話す。たまに出る英語の発音が良すぎて聞き取れない(笑)
お話するのは初めてだったのに、なんだか懐かしさすら感じるほど気を許してしまう方だった。

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ひこさんは15年間ニューヨークにいて、そちらのマインドフルネス事情にも詳しい。ニューヨークではマインドフルネスやメディテーション(瞑想)をオシャレなライフスタイルとして実践している人が多いとのこと。下記の動画のように、メディテーションイベントがフェスのように開催されていてなんだかクールな感じ。

日本程は社会保障が整っていないので、自分で自分を整えることが常識、と考える人も多いようだ。
(詳細はまた、ひこさんに登場いただく予定。乞うご期待。)

ほんの30分の大冒険。

ひとしきり、お話もできて、そろそろ日も暮れたし帰ろうかとなり、自宅から徒歩30分程度の距離を歩いて帰ることにした。広尾からの徒歩は初めて。

「せっかくだからマインドフルにその場を感じながら帰りたいなー」と思い、GoogleMapを使わないことにした。
実際には、最初だけ道を調べて記憶して、それっきりiPhoneを触らない、と決めて帰ってみた。

最初は「広尾ってオシャレ。今度ここのバーにも来てみたいな。」なんて余裕シャクシャクで帰っていたのだが、だんだん「あれ?こっちで合ってる?」と自信がなくなっていった。そんな中、国道脇の歩行者用の側道に入った。左右を高い壁が囲み、あるのは街灯だけ。

「ん?・・・なんか怖い?」

と思ったら目に入ってきたのが「ちかん注意!」の張り紙。

「ぎゃー!」

次の瞬間、前後左右を見渡して

「ここで痴漢に出会しても誰も助けにきてくれないじゃないかー!」

という恐怖が襲い、思わず小走りで駆け出す。
(こういうとき、誰もいなくても怖いし、いたらいたで怖い。女性の夜道は本当に危険と隣り合わせだ。)
走っても走っても壁の道が続く。それがまた恐怖を誘い、ダッシュ!(苦笑)

とりあえず、この側道から抜け出したい、と思い、壁の道の切れ目で右に曲がり住宅街の方に進路を変えた。
今度は当初想定していた道から外れたことで、方向を見失いそうになる。
「こんな時は北極星を頼りに・・・」と夜空を見上げてみるも、

「東京、星、見えねー!!!泣」

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そこはいわゆる"閑静な住宅街"で、3階建ての邸宅が並び、大抵は1階部分は高級車が止まっているであろうガレージ。いかにも「セコムしてますっ!」って感じで、ここでも誰かに襲われたとて、すぐに助けてくれる人はいなさそう。ちょいとピンポンして道を尋ねる、という雰囲気でもない。

「私、家に辿り着けるのかしら・・・」

と途方に暮れつつ、耳を澄まして電車の音がどちらから聞こえているか確認することに。そうこうして歩いていると、見知った場所に行き着いた。
ふっと肩の力が抜け、安堵感が湧き、視野が広がるのを感じながら、無事自宅に戻った。

時間にして、ほんの30分。家からさほど遠くない場所にいることは分かっているのに、Google Map無しの帰路は「大冒険の30分」となった。

わざと恐怖に飲まれそうな体験をする

実はこれ、思惑通りだった。「わざと自分に恐怖を体験させる」ことで、自分のマインドフルネスレベルを試してみようという意図があったのだ。

本来はマインドフルネスはレベルを測るとか、向上を目指す、ものではなく、それをしようとすることはマインドフルネスから外れるとも思うが、ちょっとした遊び心とでも言うのか。
こんな方法もあるよ、というのを紹介してみる。

マインドフルネスは「"今ここ"に意識的に意識を向けている状態」である。誰でもワークショップなどで体験できるもので特殊な能力ではないが、日々コツコツ鍛えておくことで日常のコミュニケーションや、何かネガティブな感情が起こった時の対応方法に差が出てくる。自分のマインドフルネスの実力が見えてくる。
もちろんこの場面では上手く乗り切れたと思っても、違う場面では全然マインドフルネスでいられなかった、と反省することもあり、一筋縄ではいかないのがまた面白い。

また、一定の恐怖を感じる体験することでもマインドフルネスレベルを測ることができると思う。

これまで、氷水に入ったり、息を長く止める呼吸法をしたり、森に入って一人佇んだり、閉所恐怖症の私が狭く熱くすぐに出られないスウェットロッジに入ったりと、本能的に生命の危機を感じる状況に身を置き、そこで冷静に対応できるかどうかで自分のマインドフルネス・レベルを測ってきた。(それぞれの目的はマインドフルネス・レベルを測ることでは無いが、結果測ることができた。)

「いいから、まず落ち着け。」

ではなぜこのタイミングで、日頃Google Mapに頼りまくりの自分が、Google Map無しで夜道を帰ってみることを思いついたのかというと、直前のひこさんから出た言葉にインスピレーションを受けたからだ。

「マインドフルネスしたい!って人にまず言いたいのは『いいから、まず落ち着け。』ってこと。」

この場合の「落ち着く」は、ほっこりリラックスして落ち着くというよりは、「めっちゃ冷静になれ。」という意味。ひこさんの表現を借りると「freakin’Calmしよーね」。「鼻息荒く『マインドフルネスやりたい!やらなきゃ!心を整えなきゃ!』って人は、とりあえず一旦、めっちゃ落ち着こうや。」と。

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その話に首がもげるほどうなずきつつ「私は何かあった時も、めっちゃ落ち着いた自分でいられる?」というのをすぐに試してみたくなったのだ。

結果、自分の知らない夜道を歩くことで「おおー!私、恐怖が湧いてきている。このままだと飲み込まれちゃうぞー」とメタ認知*しながら、ひこさんの「めっちゃ落ち着け。」の言葉を思い出しながら、の家路となった。
自分のマインドフルネスレベルは・・・「ボチボチ」といったところだろうか。(全然測れて無いやん、というツッコミ大歓迎。)

「ちかん注意!」の道を通ることになるのは想定外で、この方法は他人には全くオススメはしない。だが、普段何気なく頼っていることを外してちょっとした恐怖を体験してみることで、自分がどんな状態になるか、それに対してどんな方法で対応するのかを知ることができる。それを定期的に試しておくことで、不意に起こるネガティブな出来事や初めてのことに対する恐怖にも、上手く対応する練習になるのでは無いかと思う。

それにしても・・・

「いいから、まず落ち着け。」

短いけど、なんだかパワーのある言葉だな、と思う。
「それが簡単にできないからマインドフルネスしたいんだよー」という声が聞こえてきそうだが、そんなふうに鼻息荒くなっている自分に「いいから、まず落ち着け。」自分で声をかけてみてはどうだろうか。

*注)メタ認知・・・自分の意識を俯瞰して観ること。

▼HIKOKONAMIさんのHP

▼インスタグラム

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https://www.instagram.com/hikokonami/?hl=ja



深呼吸してみて
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