日々忙しいビジネスパーソンのあなた。「一流のリーダーは瞑想しているらしい」「集中力を高めるにはマインドフルネスが良いらしい」と一度は耳にしたことがあるでしょう。
でも、「根性論とかスピリチュアルとか、フワッとした話は苦手」「ロジックが通っていない話は、頭に入ってこない」と、敬遠されていませんか?
そんな方にこそ、受けてほしいのが、今回紹介するMiLI(※)主催のプログラム「サーチ・インサイド・ユアセルフ(以下、SIY)」です。
今回は、Mindful.jp編集長のあやぱんが、実際に受講してみて感じたことをレポートします。
(※一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート(略称MiLI))
サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)とは
SIYとは、Google発のマインドフルネスプログラムで多くの、ビジネスリーダーやビジネスパーソンから支持を受けている講座です。
Google社が、マインドフルネス・神経科学・エモーショナルインテリジェンスを融合し編み出した、一人一人の個性とリーダーシップを開花させる能力開発プログラム。
MiLI SIY紹介ページより
先行きが不透明で正解がない混沌の時代にあっても、仕事と人生両方で生き生きと成果を上げつつ、道を切り拓けるようになるマインドとツールを手に入れましょう。
サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)は、オンラインと対面式の両方で、個人および組織向けプログラムとしてお届けしています。
※SIYプログラムは米国SIYLI(Search Inside Yourself Leadership Institute)が認める組織と講師によってのみ教えられるプログラムです。
すでにMiLI社での多くの実績あり
MiLI社は創業以来、10年間で様々な先進的な企業での研修や、一般の公開講座を通して、延べ2,500名にSIYプログラムを提供。満足度は96%という、実績を積み上げています。
「SIY」を体験してみた!
さて、私が実際に受講したオンライン講座は下記の日程です。
- Session1 3/11(土)9:00-12:00
- Session2 3/12(土)9:00-12:00
- Session3 3/25(土)9:00-12:00
- Session4 3/26(日)9:00-12:00
※他、修了ウェビナーあり。
申し込みを終えると、事前のアンケートのようなものがあり、期待が高まります。
参加者はビジネスパーソン、介護職など職種も目的も様々
初日は、どんな人たちと4日間を過ごすのか、少しドキドキしがらZoomへ入室。
時間通りに講座は始まり、すぐにチェックインで、こう問われました。
なぜ来ましたか?何を持ち帰りたいですか?
受講者は続々とチャットで返答します。
SIYではこうした「意図を持つ」ということを、終始大切にしているようでした。
関係者含めて40名ほどがオンライン上におり、私が把握できた範囲ではこんな方がいらっしゃいました。
属性
- 20代後半〜50代の男女
- 企業の人事や人材育成系の職種
- 経営者、部下指導にあたる方
- 介護職など支援職の方
- 中には、「会社から受けるように言われて」きた方も(良い会社!)
目的
- 仕事での人間関係を円滑にしたい
- 自身の集中力を上げたい
- 社内でウェルビーイングを推進していく中で、マインドフルネスを検討している
SIYの3つの特徴
4日間、オンラインでみっちり濃い時間を過ごせました。そこで気づいたSIYの特徴的な点を3つご紹介します。
特徴①マインドフルネスをベースにリーダーシップまで、体系的にカバー
SIYでは、マインドフルネスとは何か、に止まらず、実生活で起こることへの言動やあり方をどう変えていくか、まで落とし込めることが最大の特徴。
具体的には、マインドフルネスをベースに、「自己認識」「自己管理」「モチベーション」「共感」「リーダーシップ」を取り上げます。
下記の図は、SIYの全体像です。
学習の順序として、分かりやすく一直線で示されていますが、実生活では進んだり戻ったり、ループになっていたりするものです。SIYで学んだ基礎知識を持って、向きあうべき事象にあたったなら、「今自分はどこで悩んでいるのか」「どのスキルを使ってみるべきか」と、整理することができます。
ありたい自分に近づくには、自己認識をと筆者は考えています。
まさにそれを、SIYで学べるでしょう。
特徴②エビデンスに基づいたインプットと、上質な実践のミルフィーユ
「EQが高い社員は、そうでない社員に比べて、パフォーマンスが”57%”も高い」など、思わず「へえ〜」と声を出してしまうような、世界中から集められたエビデンスの数々。それらに基づいて、実生活で私たちがどんな反応をとっていくと良いのか畳み掛けるようにインプットされます。
ふむふむ…とわかった気になっていると、ブレイクアウトルームに飛ばされ、マインドフルネス・リスニング(マインドフルネスに相手の話を聞く)の実践が入ったり、瞑想のワークが入ったりします。
この両者の質がものすごいのは、講師の荻野先生、Bokura先生が、バリバリのビジネスの出自である上に、有名な瞑想アプリの監修やガイドをされているという両面をお持ちのお二人だから。
個人的には、Calmの瞑想アプリで、いつも聞いているBokura先生の瞑想ガイドを、リアルタイムで堪能できるのは、贅沢な時間でした。
特徴③講座だけでなく、続けられる、深められるしくみが満載
マインドフルネスの一番の壁が続けること、と言われています。また、講座中の瞑想やワークも一度だけでは、腹落ちするまで至らない場合があります。
当然のことではありますが、実生活で続けて、深めてナンボってことですね。
SIYでは、その点の仕組みが満載でした。
各回終了後、質問タイム
疑問点がある場合は、残って講師が丁寧に答えてくださったので、毎回クリアな状態で次の回に臨めました。他の人の質問を聞いているだけでも、とても勉強になります。
実践とアウトプットの宿題
講座中に出てきたワークを、実生活でもやってみるようにと宿題が出ます。
連日開催の日は、タイトスケジュールでしたが、その辺りは講師も受講者も「時間がない」なんて言っている方はいなかったので、「さすがSIY」と思ったのでした(なにがじゃ)。
そして、その実践してみた感想をジャムボード(オンライン上で皆で書き込んでいけるホワイトボードのようなシステム)に、各々記載します。
次回の講座で、それを取り上げつつ新しい内容に入っていくので、インプットが定着していく感覚がありました。
受講者同士で、続ける・深めるバディ制
第一回目の終盤で、バディ制の案内がありました。
受講者が二人組となり、週に一回15分程度、瞑想や実践してみての感想を話し、継続をサポートし合う仕組みです。
希望者のみですが、ほとんどの方が希望されていました。
私のバディは、私とはバックグラウンドも活躍のフィールドも全く違う方でしたが、マインドフルネスやSIYのプログラムでの共通言語を持った対話で、実践や学びが深まる感覚がありました。
28日間のサポートメール
4つのSessionが終わると、28日間、サポートメールが届きます。
「食事の前に3回のマインドフルネスな呼吸」「ボディスキャン瞑想」など、毎日の小さな実践のガイドがテキストと音声で届きます。
SIYといえば、書籍「サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法」が有名ですが、書籍の難点は、読みながら瞑想ができないこと。
このサポートメールでは、SIYの特徴的な瞑想やワークがピックアップされているので、講座の復習と日々の生活や仕事にすぐに役立てることができます。
修了ウェビナー
4つのSessionや毎日の実践を通して出てきた疑問は、ここで解消することができます。
私は予定がつかず、参加できなかったのですが、手厚いフォローに、主催者の本気度が伝わります。
オンラインシステムで資料を閲覧し放題
受講後はLearning Hubというシステムのマイページから、自分が参加した講座で使われた資料や、参考資料がまとめられています。上述の28日間のサポートメールの内容も、まとめて閲覧可能。
講座中、メモに必死にならず安心して内容に集中できますし、マインドフルネスを深める中で、新たな疑問が生まれる度に見返すことができるのは、ありがたいですね。
まとめ
さて、まだまだSIYには書ききれない魅力が満載でした。
私が感じたことを一言で言うなら、「自己認知・気付きのためのエリート塾」。
学校では教えてもらえなかった、でも人生では必須の、「人間関係」「苦難への対応方法」などを、マインドフルネスをベースに体系的に学べます。
それが、ビジネスにもマインドフルネスにも精通した講師から、直接指導を受けることができ、「続ける・深める」仕組みが徹底されています。
もちろん、4つのセッションを受動的にただいるだけ、で自己変容は起こせないかもしれませんが、本気で取り組みたい、という方には、とことん寄り添ってくれる講座だと思います。
SIYはこんな方にオススメ
- 「以前より集中力がなくなった」など、今の頭の使い方に限界を感じている方
- リラクゼーションでは止まらず、自分の軸を見つけたい方
- リーダーシップに悩みを抱えている方
- 人間関係をよくして、仕事や人生における目的を達成したい方
- エビデンスを基に、納得感のある学びを得たい方
【早割あり期間中】SIYを3年半ぶりに、リアル会場で受けられる!
なんと現在申し込み受付中の、7月開催はSIYをリアル会場で受けられます。
早割価格は6月23日まで。自己変容のきっかけをつかんでみませんか?!
■開催概要
・日程:7/8(土)、7/9日(日)
・場所:品川
・定員:50名
・講師:荻野 淳也、Kimiko Bokura
・料金:早割(6/23まで)
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