「毎日の食事が瞑想に」忙しい時こそ実践したい、心がととのうZenEatingとは?-ももえ-

こんにちは!
心の在り方を磨く食ワークを提供しております、食べる瞑想のZen Eating主宰ももえです。

「食べ物をこんなに丁寧に味わったのは初めて。おいしく感じた」
「頭が休まらなくて疲れてたけど、久しぶりに心が安らいだ」
「痩せた」

食べる瞑想のZen Eatingワークショップの参加者の声です。

あなたは「心と身体の健康」と「食」との繋がりについて日頃、どんなことを意識していますか?

この記事では、「マインドフルネスを日常に簡単に取り入れたい」という方に向けて、心と身体が安らぐ食べ方の極意をお伝えします。

お食事も豪華になりがちなこの季節、ぜひ心身の健康をととのえる食べ方を試してみてください。

もくじ

マインドフルネスを習慣にしやすい毎日の食事時間

「食べながら、身体も心も元気になったら良いな~」「健康的に癒されたい」
そんなとき、おすすめの食事法が”食べる瞑想”です。

誰もが必ずとる毎日の食事。

無意識に過ごしがちなこの時間こそ、マインドフルな在り方を習慣づけるのに最適な時間なのです。
一年で約1000回行う食事への向き合い方を丁寧にすると、心にも身体にも変化が起こりますよ。

今からご紹介する食べ方で、心安らぐ食事時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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「子どもの真似をして食べる」とマインドフルになれる

マインドフルな状態はよく「子どもの心」とも言われます。

機会があれば1歳くらいの子どもの食事の様子を、手を貸さずに見てみてください。
子どもは口の中の物を飲み込みきるまで、次の一口を口に運んだりしません。

じれったくなるほど、長いこと口に含んだ後、ごっくんと飲み込んで、しばらくしたら次の一口を食べます。

では、大人はどうでしょうか?

一口目を噛み始めてすぐに次の一口を口に入れ、ほとんど噛まずに飲み込む…
なんてことも少なくないですね。

私たちは忙しすぎるのかもしれません。

まずは子どものように一口ずつ飲み込んでから、次の一口を口に運ぶ食べ方を試してみてください。
無邪気に楽しむうちに、ふと不安や心の疲れを忘れている自分に気づくはずです。
このシンプルな心がけでも充分、食べる瞑想になります。

「食材が育った環境」を想像してみよう

さらに、食べる瞑想でおすすめなのが「食材が育った環境」を想像することです。

例えば、お米。広々とした田んぼに生え揃った稲が、こうこうと日光を浴び、ときには雨風に耐えながら、すくすくと時間をかけて育つ姿。
そして、そのお米を愛情込めて、収穫して、届けてくれている農家の方。

お米一つにも、自然と人とかかわったストーリーがある。
そう思うと、自分が一人でここに立っているのではなく、自然の一部だと体感するのではないでしょうか。

それだけでも、いつもと同じ食材なのに、味が違って感じられるはずです。

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身体の声を聞く食べ方をしよう

私達は情報を得るときに、五感の中でも特に、視覚を使うことが多いですよね。

あなたが今日一番使った感覚器官は何ですか?

「目をほとんど使っていません。その代わりに鼻ばかり使いました」
という人はほとんどいないと思います。

安全で便利な現代に生きる私たちは、人間が本来持っている素晴らしい五感という能力をあまり使わずに暮らせてしまいます。

英語でabilityは性能や能力という意味ですが、本当は五感を通して身体の声を聴くabilityがあっても、忙しい都市生活では無意識の内に感覚を遮断しがちです。

このアドベントカレンダーの小笠原和葉さんの記事に、

身体を、自分のアタマに従属させるものとしてトレーニングするのではなく、その中に安らいでいく座として共にいること。
それは左脳偏重の現代社会に生きるわれわれにとって、リラクゼーション・リフレッシュ以上の意味があります。

とありました。

私自身、頭が自分のリーダーで身体は二の次になっていて、ハッとする瞬間がよくあります。

そんな忙しモードの時でも食べる瞑想を実践することで、嗅覚、味覚、触覚、聴覚と、視覚以外の感覚が刺激されるので、自然と身体に耳を傾けることができ、結果として頭と身体のバランスが取れてきます。
そこにはリラクゼーションを超えた、寛ぎがありそうです。


例えば、目を閉じて食べてみると嗅覚や味覚が、いかに豊かか改めて実感する瞬間があります。

その感覚に身を委ねていると、次は唾液が自然と出てくることに気が付きます。
唾液が出てきたタイミングで食べると、食べ物をおいしく感じるとおっしゃるワークショップ参加者の方も多いです。

そういう身体の声を聴く食べ方に慣れると、
「何回噛むのが良いんですか?」というように指針を求めなくても、自分の身体が心地が良いと感じるまで噛むという感覚が掴めるかもしれません。

あなたは、最後に身体の声を聴いたのはいつでしょうか?

食べる瞑想では五感が刺激されることで、普通の瞑想をするよりもマインドフルになりやすいという方も少なくないので、身体に耳を傾ける機会にしてみるもの良いかもしれません。

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一生懸命やりすぎないことがポイント

食べる瞑想を実践するときに、
「よしっ。五感を研ぎ澄ませよう!」
と頑張らずに、”適当に”やってみてください。

私たちは普段何かに取り組むとなれば、一生懸命やることが習慣になっていますよね。
頑張ると、知らず知らずのうちに肩に力が入ってしまいます。

だからこそ、食べる瞑想で”適当”を試してみてほしいのです。

乱暴にではありません。
「丁寧に、適当に」です。

例えば、聴覚でいうと、Listenではなく、Hearという感覚がちょうどよいです。
“聞き取る”時は、耳を突き出して身体を前のめりにしますが、”聞こえる”時は身体に力は入らないはずです。

自然と入ってくる野菜を噛む音、鼻に抜ける調味料の香りを、リラックスして受け取ります。
一生懸命に感覚を取りに行こうとせずに、そこにいて降ってくるものをただ受け取るという姿勢です。

「いただきます」と「ボナペティ」が作る食との向き合い方

西洋では食事前に「ボナペティ (ご飯を楽しんで!)」という言葉がよく使われます。
主体がはっきりとあります。

一方で「いただきます」は、日本語らしいおぼろげな言葉です。

ありがたく受け取ります、というニュアンスだと思いますが、
「私が」「命を」いただきます、なのでしょうか。
「自然からの恵みを」いただきます、なのでしょうか。
はっきりしないのが、日本らしいのかもしれません(笑)

少なくとも、自分という個体より大きなものから、何かをちょうだいしているという意味合いがありそうです。

外国人が日本の精神性に美しさを感じるのは、こういった部分なのでしょう。

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マインドフルネスから禅へ

ここまで読んでくださったあなたには、外から見える行為だけでなく、向き合う心の在り方の次元の話もさせてください。

私はマインドフルな食べ方に、禅の在り方を取り入れると寛ぎが深まると思っています。

何かを得ようと目的を持ちすぎずに、でも意識は細部に宿っている状態で在る、という感覚でしょうか。
力は入っていないけれど、シャンとしている。
そんな姿でいると、柔らかな豊かさを受け取れる感じがするのです。

国際的な禅僧、藤田一照さんはご著書『坐禅読本』の中で

「わたしが何かのために何かをする」、というのがdoingモードです。いろいろな「する」を積み上げていって坐禅を一生懸命に作り上げようとするやり方です。ですからdoingモードでは、必然的に “目的ー手段”、 “修行ー成果”という風に二元論的な構成にならざるを得ません。

と書かれています。

食べる時にもこれが当てはまるのではないでしょうか。

坐禅でいうところの、「ただ、すわる」でも「猫が日向ぼっこをしているのとは違って、意識は覚醒している」という姿勢。

普段の食事で、別のことをしながら心ここにあらずの自動操縦で食べているとしたら、まずはマインドフルに、食べていることに気づきます。
その上で目的を意識しすぎず、柔らかい姿勢で恵みを受け取る、そんな在り方です。

私は英語でZen Eatingのワークショップを開催することも多いのですが、欧米の参加者と話していると、この話が一番反応が良かったりします。
「何かを得ようとしなくていい」という視点が、食事への、ひいては人生への向き合い方を転換させるのに効くようです。

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パフォーマンスアップを目指してマインドフルネスにたどり着いた方は、大抵”頑張り屋さん”。
何かを”得る”ために、Zen Eatingに参加してくれています。

そこで「頭で得ようと思っていることを一度忘れて、食べながら身体の声に耳を傾けてみて。きっと結果的に良い時間になるから」と伝えると、涙を流す人もいます。

「常にリラックスを得ようとしてきたから、リラックスできなかったのか…」と。

「この食事時間でリラックスしよう!」と意気込まない方が、結果的にはかえってくつろげたりするものです。

早速やってみよう!実践方法

さて、お待ちかね、食べる瞑想を実際にやってみましょう。
お食事でも、おやつでも良いので、このステップで食べてみてください。

1. 身体をほぐす
食べる前に身体を動かします。
頭を一旦休ませ、「身体の声を聞きながら食べるよ」と身体に語りかけるイメージで、軽く身体を伸ばしてみましょう。
アゴやお腹をさするのもおすすめです。

2. 五感で観察する
口に入れる前に、五感を使って食べ物を観察してみましょう。
香りを嗅いだり、お椀の温かさを手で感じたり。
そうするとお腹がグーっと鳴ったり、唾液が出てきたりします。
口に入れる前に身体の反応を感じてから食べ始めるのがおすすめです。

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3.丁寧に味わう
口に食べ物を入れたら、丁寧に噛みます。
舌先や口の内に広がる素材の味を、ダイナミックに感じられるのではないでしょうか。
食べ物がどこから来たか想像したり、舌のどのあたりで甘味や酸味を感じるかを観察したりするのもおもしろいですよ。

4.飲み込む
体の中に食べ物が入る感覚を感じながら飲み込みます。
喉を通って胃まで食べ物が降りていく感覚に意識を向けましょう。
“外”にあったものが、”中”に溶けていく不思議を、「自分と外界との境界線が溶ける」と表現する参加者の方もいます。

飲み込んだら、急がずに余韻を充分に楽しんでから次の一口を口に入れます。

このシンプルな4ステップ、今日からのお食事で実践してみてください!

まとめ

日常に食べる瞑想を取り入れてみるイメージは湧いたでしょうか。
ほんの一部分からまずは試していただけたら、食との向き合い方、人生との向き合い方が変わる、そう確信しています。

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忙しくて普通の瞑想の時間を取れないという日には特に、仕事の合間のランチタイムに3分間、パソコンと携帯を閉じて食べてみましょう。
普段と同じ食事内容で良いので、瞑想の代わりとして少しだけ丁寧に食事をしてみてください。

その上でこの記事の中で紹介したような様々な「遊び方」で食事を楽しんでみましょう。

聴きながら食べられるよう、ZenEating食べる瞑想のガイド音声もご用意しました。
聴きながらだと没入しやすいので、よろしければ聞いてみてください(無料)
まずは楽しくやってみましょう!

タイトル未設定insighttimer.com

ZenEatingを体験してみる

「もっと詳しく知りたい」
「一人だと集中しにくい」
「対話まで一貫して丁寧に過ごしてみたい」
そう思った方は、食べる瞑想を体験できるオンラインの会を用意しています。

Zen Eatingのワークは、禅の要素を取り入れた瞑想のような食事時間を過ごした後に対話をする、約1時間の体験型ワークショップ。

五感を研ぎ澄ませながら食べることで、当たり前の食事が豊かに感じるものです。
生きる楽しさを再発見する時間を共有できたら幸いです!
「多忙な現代で無意識に過ごしがちな日常の食事時間をゆとりを持って過ごすことが、毎日を豊かにするヒントになる」
そんな声を沢山いただいています。

イベント後には、参加者専用のFBグループにご招待し、継続的にサポートしていきます。

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■プロフィール

にしむらももえ
Zen Eating

禅に着想を得て、心の在り方を磨く食ワークを開発。Google米国本社やアクセンチュアからチームビルディング/健康増進プログラムとして採用された。
身体感覚を研ぎ澄ます食べ方を瞑想となぞらえ、コロナ禍に4ヶ月で30ヵ国、500名の心の安らぎに貢献。
幼少期のエジプト在住、30か国の旅行、山伏の祖父が住む山形が故郷、現在は東京在住と、文化のルツボを楽しんで生きる。
星野リゾートでのウェルネス担当の後、水道電気のない家に突撃ホームステイするなどの2年間のインド移住を経て、Cookpad勤務時にはデジタル市場で奮闘した。
中央大学総合政策学部卒。比較宗教思想専攻で卒論テーマは「禅と日本文化」。
ZenEatingの書籍準備中、ドキュメンタリー制作が近年の夢。

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ZenEatingオンラインで食事瞑想(ZenEating)のワークショップを提供しています。 4ヶ月で500名の心を食事を通して調えるこpeatix.com

(次回:2021年1/16(土)12:30~13:30

法人向けチームビルディング/メンタルヘルス
ウェルネス目的を兼ねた、チームビルディングのワークとして、ご好評いただいています。

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ももえ@Zen Eating食べる瞑想|noteZenEating代表。10ヶ月で30ヵ国1600名の心身の健康に貢献。自身開発の食べる瞑想をGoogle、マッキンゼー等note.com

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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