マインドフルネス年表を振り返り、2021年を想う -中村悟-

Mindful.jpリリースおめでとうございます!

「記念企画でアドベントカレンダーをやりませんか?」と話を持ち掛けた、にこフル中村悟です。言い出しっぺとして、トップバッター担当です。

日本におけるマインドフルネスを年表っぽくさらーっと振り返り、来年2021年への展望や想いなど、ここに記します。

もくじ

マインドフルネス黎明期

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2007年
9月 『マインドフルネスストレス低減法』出版
米Google社内でSearch Inside Yourself開発

2012年
7月 『サーチ!』出版(SIYの前身)

2013年
6月 米WIRED Meditation Is No
10月 MiLI 設立
12月 日本マインドフルネス学会 設立

2014年
2月 米TIME紙 The Mindful Revolution
10月 Search Inside Yourself日本初開催

ルーツは、禅だとかヨガとか歴史は長いですが、「mindfulness」「マインドフルネス」という言葉が用いられ、プログラム開発されたり、書籍が出版されはじめたのは、約10年前の2010年前後です。
アメリカのシリコンバレー、スタートアップを中心に、分刻みで忙しいCEOが朝の30分はマインドフルネスなくてはよりよい仕事ができないとまで言われて、WIREDやTIME紙での掲載もあり、瞑想はcoolなエクササイズと注目されはじめました。
そのころ、日本では「マインドフルネス」の文字を目にすることはほとんどなく、まだ知る人ぞ知る時期でした。

マインドフルネスとは?期

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2015年
1月 『マインドフルネス瞑想入門』出版
5月 『MINDFUL WORK』出版
    『グーグルのマインドフルネス革命』出版
8月 マインドフルリーダーシンポジウム初開催
9月 日本経済新聞 掲載

2016年
6月 『Search Inside Yourself』出版
     NHKスペシャル キラーストレス放送
7月 『最高の休息法』出版
     ヤフー メタ認知トレーニング開始
8月  Eテレ サイエンスZEROマインドフルネス放送
9月  iOS 10 ヘルスケア マインドフルネス カテゴリ
10月 日テレ「世界一受けたい授業」
    cocokuriサービス運営
11月 サンガジャパン単行本

2014年のSearch Inside Yourselfの2日間コアプログラムの開催を皮切りに、経営者、人事、個人事業主など、最先端の学習やトレンドにふれている方を中心に、2015年から「Google推しのマインドフルネス」をちらっとだけ聞くことが増えてきました。
Googleがやっている=きっと良いもののはず!という若干思考停止な傾向もありつつ、「マインドフルネスって何? 怪しくない? 生産性が上がるの? ストレス下がるの?」という文脈もあり、いわゆるIT系、首都圏、意識高めハイパフォーマーにはハマってきたようです。

さて、こちらのグラフをご覧ください。
Googleトレンドで、「マインドフルネス」の検索キーワードの過去5年間の推移です。この2016年に3回グラフがぴょんと伸びているところがあります。何があった想像できるでしょうか?

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上記の年表でも太字でふれていますが、NHKや日テレのテレビでマインドフルネスが取り上げられたタイミングにより、一気に検索数がバースト(急上昇)したものです。
検索数推移と流行トレンドは相関しており、その後は一定の水準をキープしている(一過性のブームではなく、着実に安定しているという捉え方)です。2016年は、認知度がぐっとあがり、興味関心ある人が増えてきた、という節目になります。

マインドフルネス特集!期

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2017年
1月 週刊ダイヤモンド「集中力」特集
4月 まなびやアカデミー設立
8月 日テレ「スッキリ!」マインドフルネス特集
9月 Zen2.0初開催
10月 Newsweekマインドフルネス特集
11月 PRESIDENT WOMAN発売

2018年
3月 読売新聞朝刊 掲載
4月 lifehacker記事掲載
6月 瞑想専用スタジオmuonオープン、
     株式会社Human Potential Lab設立
7月 NHKラジオ放送、株式会社ZENTech設立
9月 マインドフルダイアリー2019発売

2016年を流れを受けて、専門誌だけではなく、定期雑誌の特集や民放のニュース番組、全国紙の1コーナーでも取り上げられるようになってきました。
ビジネスパーソンだけではなく、コンビニで見かける雑誌やプライムタイムのテレビなどマスメディアで取り上げられることによって、学生からご年配まで一般の方々にも触れる機会が多くなってきました。

しかし、目に触れたとしても関心は追いついておらず、まだまだ「マインドフルネスって何? あやしいでしょ?」の先入観や固定概念が払しょくできていない印象もありました。

そんな中でも、関心あるビジネスパーソンは着実に増えつつあり、「マインドフルネスって聞いたことある、でも、まだやったことないけど興味はある」という人がちらほらでてきました。
ニーズをうけて、体験会イベントがあったり、瞑想スタジオがオープンしたり、小さな芽が生えてきた時期です。

マインドフルネス勃興期

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2019年
2月 EIシリーズ『マインドフルネス』出版
4月 Medichaオープン
   Relookリリース
9月 MINDFULNESS NOW開催
10月 瞑想カフェ オープン
11月 健康経営度調査票

2020年
1月 『インテグラル理論を体感する』出版
3月 『マインドフルネスが最高の人材とチームをつくる』出版
4月 朝のマインドフルネス、3時のマインドフルネス
5月 Awarefyリリース
7月 RussellMe リリース
   『学校と家庭でマインドフルネス』出版
8月 マインドフルリーダー・シンポジウム2020開催 
     サンガオンライン「マインドフルネス×EQセミナー」
9月 いまここ・ふくおかプロジェクト
   地方紙掲載、anan掲載
10月 wisdom2japan開催
12月 Mindful.jpリリース

2018年後半から2019年にかけて、ウェブメディアや関連記事、関連サービスのリリースなど、ほぼ毎日みかけるようになりました。すべてを追いかけることができないくらいで、あちらこちらで盛り上がってきていることがうかがえます。

ここまで言葉が日常的に目や耳にする機会が広がってくると「マインドフルネスって怪しい?」という雰囲気は徐々に薄まりつつあり、逆に「マインドフルネスって何がいいの?」という質問も多くなりつつあり、好転してきた感さえあります。

そして2020年。新型コロナ、非常事態宣言、リモートワーク、メンタルヘルス危機など、いよいよVUCAワールド、ウィズコロナ時代に突入です。
ここで、もう一度、Googleトレンドの検索数推移のグラフをみてみますと、2020年3月頃から、多少なりとも右肩傾向になっているように見えませんか?

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これは、毎月のように、大規模イベント開催や瞑想関連アプリのリリースもあり、コロナ逆風どころか追い風として、今こそ必要とされているところまで来ている証かもしれません。

***

これまでに「黎明期」「とは?期」「特集期!」「勃興期」という4つの流れをみてきました。この記事をお読みの皆様にとって、マインドフルネスとは、いつ、どのような出会いでしたでしょうか? そして、気になる2021年はどのような年になりそうでしょうか?

私の想いは、ずばり「マインドフルネス爆発期」です。企業や組織のみならず、地域や学校、行政など、日本津々浦々と広がり、一人ひとりの内面発達と世界平和が訪れることを切に願っております。

そろそろ次の方にバトンタッチします。これからの25名のアドベントカレンダーの記事を読むのが楽しみです。

◆プロフィール
中村 悟:にこフル/さすらいのマインドフルネス・メッセンジャー
ヤフー株式会社にてメタ認知トレーニングを開発し、マインドフルネスの企画展開の先行事例として各メディアに注目され、講演やワークショップなど年100回ほど登壇。これまでに社内外に6000人以上に届けてきた。UPDATE mindfulnessを掲げて、2020年個人事業で独立し、ポートフォリオキャリアの働き方で、今に至る。
https://note.com/nicoful25
https://twitter.com/nicoful25

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