「ととのい」のその先へ-橋本大佑-
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「ととのい」のその先へ-橋本大佑-

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この記事は、12/1〜25まで、毎日1人ずつマインドフルネスを実践している方が「私の日常にあるマインドフルネス」をテーマにリレー形式で綴る、マインドフルネス・アドベントカレンダー2021の記事です。
その他のマインドフルネス・アドベントカレンダーの記事はこちら

こんにちは!株式会社Melon代表の橋本と申します。

昨年のマインドフルネス・アドベントカレンダーでは「サウナ瞑想について」というタイトルでマインドフルにサウナを味わう方法をお伝えしました。


世のサウナ熱は止まるところを知らず加速する一方ですが、今年は「サウナでととのった後に、我々はどこへ向かうのかと」いうテーマで書いてみたいと思います。

(おでかけ体験型メディア「SPOT」より https://travel.spot-app.jp/nikkei_sauna/

「ととのい」とマインドフルネス

ととの‐う
【整う・調う】
めざす状態に全体がよくまとまる。
乱れずきちんとそろう。調和がとれる。「隊形がととのう」「ととのった文章」「ととのった顔立ち」。不足なく備えができる。
 「準備がととのう」
約束事がぐあいよくまとまる。
 「縁談がととのう」

「ととのう」という言葉の定義をみてみると、「めざす状態に全体がよくまとまり、調和が取れている」ことを指すようです。
近年、いたる所で「サウナでととのった」なんて言葉を聞くことが多くなりましたが、裏を返すと「ととっていない状態」の人たちが増えているのかもしれません。

何となく感じるその不調和や違和感はどこからやってくるのでしょうか?スマホ、SNS、仕事、人間関係、コロナ、etc. 人間を「ととのった状態」から遠ざけているものは確かに増えているように感じます。
そんな中で心のバランスを取ってくれるモノやコトが次第に注目されているのではないでしょうか。個人的にはキャンプ、焚き火、編み物、マラソン、サウナなど、最近流行っているアクティビティは広義でのマインドフルネス的なものが多いと感じています。

もちろんマインドフルネス瞑想は「ととのい」を得るための方法として、ド本命だと考えています。やり方さえ覚えてしまえば、いつでも、どこでも、だれでも、タダで「ととのい」を得られる究極のメソッド。
それがマインドフルネス。でも一般的にはまだ少しハードルが高いみたいですね・・。
実は昨年サウナをテーマに書いたのも、より多くの人にマインドフルネスを知ってもらうための入り口としてサウナが最適だと考えたからでした。こちらのアドベントカレンダーに寄稿している仲間達と、これからもマインドフルネスを地道に広げていきたいと思っています。

私が座る理由

さて、かくいう私も毎日マインドフルネス瞑想を実践しています。
それでは自分の中で「ととのいたい!」と思って座っているかというと、実はそんなに強いモチベーションは見当たらないんですよね。
もはや強い動機はないのですが、ただ日常の一部として座るようになっています。
当然、瞑想ができない日があると若干モヤっとすることを感じることもありますが、それが嫌だから座っているという感じはしないです。

それでは何故座るのか?自分自身の感覚に素直に表現すると、「これを継続するとどこに向かうんだろう?」という純粋な興味かもしれません。
特に「悟りたい」とか「生への執着を捨てたい」という究極のゴールを目指しているわけではないのですが、出家もせず俗世にまみれている自分という人間が、この娑婆でコツコツと座り続けた結果、その道がどこに通じているのだろうという好奇心がもしかしたら唯一の理由かもしれません。(
もちろんストレス軽減などの恩恵はものすごく得ていると思いますが・・。)

マインドフルネスの良い意味での中途半端さ

個人的に仏教には強い興味を抱いており、その考えや教えは自分でできる範囲で検証しつつも、現時点では概ね素晴らしいものだと感じています。
ただし、現代に生きる一般的な社会人が、その生活を続けながら仏道を厳格に歩んでいくことはほぼ不可能と言って良いでしょう。
では、俗世を捨てて出家できるかというと、それはそれでほとんどの人にはハードルが高く、全ての人が悟りを目指そうとしたら現実の社会・経済は成立しなくなってしまいます。


マインドフルネスの素晴らしさは、普通の生活を続け俗世に生きながらも、実現可能な範囲でbuddhist的なライフスタイルが実践できるという、その手軽さにあるのではないでしょうか。
仏教の中で厳格に戒律が規定されている世界では否定されてしまうかもしれない、良い意味での中途半端さが逆に今、マインドフルネスとして世界で受け入れられ始めているように感じます。

「ととのい」のその先にある未来

この先10年でマインドフルネスが社会に浸透したら、世界はどう変わるのでしょうか?もちろん「ととのう」ことによる個人レベルでのストレス低減やメンタル疾患の大幅な減少は期待できるでしょう。
さらにその先にはどのような世界が待っているのか、まずは自分自身が実践を継続していくことで体感していきたいと思っていますが、最後に少しだけ私が感じていることをシェアさせて下さい。

私自身はMELONを創業する前まで、金融の世界でお金を稼ぐことを生業にしてきました。
若かりし頃はその道の先には成功と幸せがあると思ってきたのですが、現実はそうでもなかったのです。
お金が得られても心からの幸せは得られず、毎日モヤモヤしていました。

そこで出会ったのがマインドフルネスです。
最初は純粋に自分のために瞑想を継続しました。確かにストレスが減ったりスッキリすることに関してのメリットは期待していたものが得られました。しかしそこから先の自分自身の変化が何より大きなインパクトでした。しだいに、まわりの人がハッピーにならないと自分もハッピーにならないと心から感じるようになったのです。利他的な心は誰しも持っていると思いますが、これまで自分はそれを大切にしてこなかったことに気づきました。


少しだけエゴが小さくなり、少しだけ他人や自然を大切にする気持ちが生まれる。これにより行動や言動も変わるようになったと思います。
そして何より自分自身が前より幸せだと感じるようになりました。
これからも自分のために、他人のためにマインドフルネスを実践していきたいと思っています。
多くの人がマインドフルネスを実践した結果、私が「ととのい」のその先にあると信じているのは、「愛とやさしさに溢れた世界」です。

■プロフィール

橋本 大佑
株式会社Melon 代表取締役 CEO
早稲田大学卒業後、シティグループ証券投資銀行本部を経て、米系資産運用会社、オークツリー・キャピタル・マネジメントで日本株運用に携わる。15年間の外資金融でのキャリアの中で、マインドフルネス瞑想を継続し効果を実感。2019年に株式会社Melonを設立し、日本初のオンライン・マインドフルネスのプラットフォーム「MELON ONLINE」をスタート。法人向けのマインドフルネス研修やイベント登壇、個人向けの講演など各方面でマインドフルネスを広める活動を継続中。一般社団法人マインドフルネス瞑想協会理事。

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