マインドフルネス瞑想の冒頭で、
「呼吸に注意を向けてください~」
「呼吸を意識しましょう~」
とやさしくガイドしていただいたとき、
「呼吸に注意を向ける」って、
ん?どういうこと?ってなったことありませんか?
呼吸は生まれてから今に至るまで、24時間、365日
ふだんは無意識でずっと継続していますが、
意識して呼吸するって言われると、
なかなかむずかしいものです。
おや?と思ったままにせずに、
呼吸に注意を向けるって、そういうことか!と、
いくつか試していただけるといいかもしれません。
「部位で」呼吸していることに注意を向ける
自分が注意を向けやすい、意識しやすい部位から
やってみるのは、いかがでしょうか?
「鼻」から空気が入ったり、
「口」から空気が出たり。
「胸」がふくらんだり、
「お腹」がへっこんだり。
花粉症で、鼻に注意が向きにくい
風邪をひいて、のどが痛いので意識したくない
などあるかもしれません。
その時の体調や気分にあわせて、
部位で呼吸することに注意を向けられるといいですね。
「自分が」呼吸していることに注意を向ける
一部の部位に注意が向きやすくなってきたら、
次は、こんな感じでやってみましょうか。
息を吸って~、吐いて~の、
呼吸している動作を意識してみる。
息が入ってきて~、出ていく~の、
空気の流れを意識してみる。
注意深く呼吸している、
自分が呼吸している状態を意識してみる。
朝起きた時や、夜寝る前、ごはんの前後など、
1日のうちに、何かのタイミングで
意識する呼吸をしてみると、呼吸に注意が向いてきた、
と言えそうです。
「身体が」呼吸していることに注意を向ける
自分が呼吸している状態で、ある程度整ってきたーと思ってきたら、
こんな注意の向け方もありますよ!、というものです。
両足を地面に着地し、
下半身を安定させていく。
首、肩をぐるぐるとまわし、
上半身をリラックスさせていく。
頭、腕、腰など、
余計な力みをリリースさせていく。
すると、自然に、楽に
呼吸している状態(身体で呼吸している状態)に
気づくかもしれません。
その様子のままに、観察してみましょう。
無意識で呼吸している自分や周囲を、
メタ認知している感じです。
部位での呼吸、意識的な呼吸、
そして、身体的な呼吸もあわせると、
呼吸に注意を向けるバリエーションが増えますね。
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「呼吸に注意を向ける」って、どういうこと?について、
ここでは、3つのアプローチを紹介いたしました。
次のタイミングで、
マインドフルネス瞑想ガイドを聞いたときに、
このアプローチがお気に入り♪とか、
あのアプローチをやってみようとか、
何かしらヒントになればとうれしいです。