龍ヶ窪 -わたなべさき-

「写真を撮る」という行為は「今ここ」を感じて切り取る、マインドフルネスな行為。この連載では、そんなふうにマインドフルネスに生み出された写真とその写真にまつわるストーリーをご紹介しています。

新潟県に、緑の綺麗な池があるということで、見に行ってきた。

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駐車場から見える、どこか懐かしい田園風景

駐車場で駐車料金を払うと、警備員さんに”池には湧水が湧いているので汲んでいくといいよ”と言われ、ペットボトルを持って池へと出発した。

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池から流れ出る川

駐車場から歩く途中、気持ちの良い川のせせらぎが聞こえる。
道中は木が鬱蒼としていて、日中だけど少し薄暗かった。
15分ほど歩くと、例の池に到着した。

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目が覚めるようなエメラルドグリーン

辺りを漂うどこか神聖な雰囲気。
言い伝えによると、水がなく食糧危機に陥り、龍の卵を食べようとして龍を怒らせた村人が、必死に謝った結果龍の胸を打ち、作ってもらった池だそうだ。
(龍の懐の深さに驚くよ。。。笑)

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吸い込まれそう

とにかく綺麗だった…。
この雰囲気をいっぱいに吸い込みたくて、しばらく足を止めて、じっと目に焼き付けた。

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鏡のような水面。どことなく、長野県の美射鹿池を思い出す

帰り道、湧き水を汲んで帰った。この湧き水、地面に置くと最初に置いた地点に大雨を降らせるという言い伝えがあるのだけれど、湧き水を運んでくれた夫は駐車場に戻るなり言い伝えを忘れて早々に地面に置いてしまった。笑
帰り道、雷を伴う雨が降ったのは、湧き水を置いてしまったからだろうか。

綺麗な緑の水辺が好きな方にはおすすめしたいスポットでした。

わたなべさき
会社員/フォトグラファー
雨の日にテンションが上がる人。
みんなが本当の想いを生き、心を震わせあう世界をつくりたいと思っています。

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