子どもとの時間、絵本の音読、冬空を見上げる – 宮澤 佑輔 –

この記事は、12/1〜25まで、毎日1人ずつマインドフルネスを実践している方が「私の日常にあるマインドフルネス」をテーマにリレー形式で綴る、マインドフルネス・アドベントカレンダー2021の記事です。
その他のマインドフルネス・アドベントカレンダーの記事はこちら

アドベントカレンダー19日目。

こんにちは、公認会計士・コーチの宮澤佑輔です。縁あって、事業会社で人事部に所属し、組織開発の仕事に従事しています。

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2021年6月14日。

私がマインドフルネス瞑想に取り組み始めた日です。

それから、毎日の瞑想ライフ。途切らすことなく、6ヶ月が経ちました!嬉しい。ありがとう。

今日は、6ヶ月の瞑想ライフに基づいて、私の瞑想生活、私にとってのマインドフルネス、そして、マインドフルだなぁとじんわり感じる瞬間をシェアさせてください。

マインドフルネス瞑想、始めるよ、始めたよという方のインスピレーションに繋がると嬉しいです。

もくじ

1. 私の瞑想生活。4ヶ月続ければ誰でも悟れる!?

私が瞑想を始めたきっかけはMetyという私の大学の先輩が主宰するマインドフルネス瞑想のオンラインサロンです。毎日毎日、マインドフルネスに関するトピックと実際に瞑想する時間をいただき、そして、一緒に瞑想する仲間がいるので、瞑想ライフの助けになっています。感謝。

継続することの助けになったことはいろいろがありますが、中でも印象的に残っているのは、「大人の継続的非記号体験のクラスタが作る連続体」という論文(とそれに基づくプログラム)を紹介いただいたことです。

継続的非記号体験とはPNSEの日本語表記で、「悟り」「覚醒」、fundamental well-being(心のベースにある幸福感)を示す学術用語

論文に基づくプログラムによると、毎日瞑想を続けた8割の人の基本的な幸福度が向上することを見立てているそうです。

これを色々と端折って、テンションが上がるように言い換えると、「誰でも4ヵ月で悟ることができる」です。(端折りすぎ)

つまり、4ヶ月で誰でもブッダになれる、です。(言い過ぎ)

なるほど、2021年6月14日に瞑想を始めた私は、4ヶ月後の2021年10月13日の瞑想を終えたときには、悟ることができるのか!とめちゃくちゃ楽しみに、続けていました。

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そして、2021年10月13日ーーー

瞑想を終えて、そぉーっと、とても慎重に、ゆっくりと目を開けて、改めて自分の体に意識を向けてみました。

これが、悟った身体、そして、意識なのか…と。

大袈裟に書きましたが、実際には、4ヶ月くらい毎日瞑想すれば、メタ認知がある程度癖になって、「幸せ」に気付きやすくなりますよ!ということなのかなと解釈しています。

で、個人的にも、瞑想を習慣にする前に比べて、今の方がそんな感覚が強まっているかなと感じています。

2. マインドフルネスは”そこにあるもの”に目を向ける毎日

ここまでで基本的な幸福度をあげるとか、悟るとは、つまり、気づく瞬間が多い状態のことで、もう少しいうと「そこにあるもの」に気づける意識の状態なんだろうなと感じています。

よくある話で「コップに半分の水が入っていて、水が半分入って”いる”と捉える人、水が半分入って”いない”と捉える人がいる」というもの。

幸せとは、悟るとは、あるものに気づく瞬間が多い状態とは、まさに「水が半分入って”いる”」と捉えることが多い状態なのかなと。

つまり、マインドフルネスとは「そこにあるもの」に目を向ける毎日を積み重ねることなんだろうなと感じています。

余談ですが、いま、深めているコーチングを通じて感じるのは、自分軸の目的・目標を持つことで、目の前の世界はリソース(活用できるもの)に溢れているという意識を持ちやすくなるという感覚です。

まさに、「そこにあるもの」に気づける助けになるという意味で、瞑想的な暮らしに自分軸の目的・目標は不可分かもしれないと感じています。コーチングも瞑想と同じくらい半端なく面白いです。おすすめです。

3. マインドフルな瞬間

では、私がふと、「あぁ、マインドフルだなぁ」と、そこにあるものと感じる瞬間をいくつかシェアしますね。

ありふれた日常の風景なのですが、瞑想はそこに目を向けることの助けになっている気がしています。

子どもと関わる時間

私には6歳の娘、3歳の息子がいる。彼らと接するときには、膝を折り曲げ、彼らが話す言葉に耳を傾け、表情、振る舞いをじっくりと見つめる。それだけで、じんわりと自分の体に湧き上がる何かを感じる。時に楽しそうな顔、怒っている声。大きく手を広げる。元気よく飛ぶ。ボールを見つけると「いっしょにけろう」と誘われ、いまから宿題をやると約束したのに、いつの間にか別のことに取り組んでいる姿を見る。そして、この光景は当たり前じゃないんだね、と思う。

絵本を読み聞かせる時間

「パパ、これ読んで」。ソファーに並んで座り、絵本を広げる。簡単な言葉で書いてある文章を、はっきりと少し感情を乗せながら、できるだけ滑らかに、抑揚をつけながら、声に出して読む。時々、子どもが物語についてきているかどうか確かめるように、間を置いてみる。「うん、うん」とうなづく姿を確認して、また、並んでいる文字の列の上を歩くように、走るように、丁寧に音を出す。辿る。お気に入りの絵本であれば、出てくる登場人物と話しているような気持ちになる。

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冬空を眺める時間

子ども保育園に送り、帰宅する時にふと、目に入った空を見上げる。ビルと家の間、電線の黒い線が引かれているその先には、冬の凛とした空気とともに、きれいな、少しかたさを感じる澄んだ水色の空が見える。息を吸ってみると、鼻から入ってくる少し冷たい空気が胸のあたりに広がることを感じる。冬のきれいな空を眺める時間が、今朝あった。

おわりに

今年から始めた、マインドフルネス瞑想。数ヶ月しか経っていないけど、なんだか自分に変化が起きたような気がしました。本当に4ヶ月で悟るかどうかはさておき、すでにマインドフルネスな先輩方が言っているように、幸せを感じことに役立ちそうだなとも感じます。

この記事が一人でも多くの方のマインドフルネス瞑想の面白みや幸せ(そこにあるもの)に気づくきっかけに、そして、「瞑想ってやばない?めっちゃおもしろいよね?」と話す仲間が増えますようにと、瞑想初心者ですが、勇気を持って書かせていただきました!

「実現したい未来を創るための3つのマインドフルネス・ワークを紹介します!」という記事も書きました。ぜひ、併せて読んでいただけると嬉しいです。

https://mindful.jp/embed/notes/n1c1f5ff179eb

ありがとうございました。

■プロフィール

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宮澤佑輔(みやざわゆうすけ)
公認会計士・コーチ

事業会社にて、IPO準備に従事し、現在は人事部にて組織開発(カルチャー醸成やミドルマネジメント支援)を担当。大手監査法人、KPMG FAS(M&A・財務アドバイザリー会社)、サイバーエージェント子会社(暗号資産関連事業)などに勤務し、現職。 会計財務と人・組織の領域から「実現したい未来の創造」を支援をすることがテーマ。 

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宮澤佑輔|note公認会計士・コーチ。IPO準備会社の人材開発本部に所属し、カルチャー醸成、ミドル支援プロジェクトなどに従事。監査法人、KPnote.com

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