マインドフルネスとは”今ここ”にいること。〜マインドフルネスとマインドレスネス〜

「マインドフルネスという言葉は聞いたことあるけど何かは知らない」
「瞑想のこと?」
「禅?」
「リラックスすること?」

上記は、私がマインドフルネスの研修をする時にマインドフルネスのイメージを尋ねた時に必ず出てくる答えです。
これを読んでくださっている方も、「言葉は聞いたことがあるけど詳しくは知らない」という方もいらっしゃるかもしれません。

このマガジンでは、日頃マインドフルネストレーナーとして企業研修や個人向けセミナーを通してマインドフルネスを伝えている私が、マインドフルネスとは?をイラストを交えて日常に紐付けながら解説していきたいと思います。
実はマインドフルネスは「これが正解!」という解説はなく、伝える人によって少しずつ違っています。一解釈として、理解を深めるための参考になればと思います。

もくじ

マインドフルネスのキーワードは「今ここ」

『マインドフルネス』とはシンプルに言うと「”今ここ”に意識的に注意を向ける」ということです。と言われても、イマイチ、ピンとこないですね。
そんなときは、マインドフルネスではない状態と対比してみるとわかりやすいかもしれません。

マインドフルネスな状態に相反するのが、『マインド”レス”ネス』です。自動操縦モードとも言われます。自分の意識がどこを向いているのか無自覚である、いわば野放しの状態ということです。

日常での例を見ていきましょう。

例1:ビールを飲むとき
仕事終わりにビール缶を何気なく開けて、テレビつけてスマホも眺めつつ飲んでいたら、いつの間にかコップのビールが空になっていたのがマインドレスネス。
対して、キンキンに冷えたビールをグラスの冷たさから泡の細かさ、のどごしや鼻に抜ける香りまで、一つ一つ味わって飲むのがマインドフルネス。

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例2:蚊に刺されたとき
蚊に刺さされて、痒みを感じて反射的にかいてしまう、気づいたら肌にひっかき傷が・・・がマインドレスネス。
対して、蚊に刺された時にかゆいと感じていることに気づいて痒み止めを塗ることを選択するのがマインドフルネス。

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例3:話を聞くとき
楽しみにしていた友達とのランチなのに、LINEの通知に気を取られて心ここにあらず、がマインドレスネス。
対して、ランチの時はスマホをしまって、友達との会話楽しむのがマインドフルネス。

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どうですか?
“今ここ”に意識が向いているマインドフルネスと、意識が野放しになっているマインドレスネスの違い。
対比してみると、なんとなくわかってきましたか?

まずは「自分の意識が今どこにいるかな?」を意識する瞬間を日常の中で増やしてみてくださいね!

イラスト * オクヤマナミ
(Twitter:@nami_okym)
一言コメント:「朝のベローチェのコーヒーは”今ここ”を感じます」

文 * 松元絢
(Mindful.jp 編集長 、Twitter:@Ayapann88)
一言コメント:「サイトオープンのためマインドレスネスになりがちなところを、マインドフルネスで整えてました(笑)」

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