2024年Mindfu.jpのアドベントカレンダーのテーマは「マインドフルネスの世界を広げる旅」。
マインドフルネスを知る・学ぶ・実践するために役立つ、書籍、セミナー、アプリ、場所などの著者や主催者が一日一名登場し、心と体を穏やかに整えるための情報をご紹介します!
今回は、ヘルシーテンプル@オンラインの事務局メンバーの早川智雄さんです。
「専門家と僧侶で地域の健康に」そんなコンセプトのヘルシーテンプル@オンラインをご紹介いただきます。
本日のタグ
#マインドフルネスを基礎から学べる
# 初心者さんいらっしゃい
# 実践者さんいらっしゃい
#マインドフルネス度高め
# 仲間を作れる
#自分のペースで
# 感じるマインドフルネス
#習慣化・継続を応援!
素敵な朝習慣「ヘルシーテンプル@オンライン」で心と身体を整えよう!
清々しい一日のスタートをサポートすることを目的に、全国各地から、宗派を超えた僧侶がほぼ毎朝日替わり(土曜日休講)で「心と体の健康を養う時間」をZOOMにて提供するのがヘルシーテンプル@オンラインです。2020年の4月からCOVID-19の感染拡大に際し、運動不足やコミュニケーション不足、また先行きが見えない不安感などから、人々の心身の健康が損なわれていくことを憂慮し始まった活動ですが、その後も「生活のリズムが整う」「朝から瞑想で機嫌良くなれる」「お坊さんの法話が楽しい」というご意見を多数いただき、活動を継続しております。
プログラムの基本構成
(1) 体をほぐす、ストレッチ体操
ADL(日常生活動作)向上に必要なストレッチや軽い筋トレを行います。講師は全員、総合スポーツメーカーミズノのインストラクター制度「アクティブリーダー」認定者です。
(2) 心をほぐす、マインドフルネス瞑想(監修:川野泰周)
「今・ここ」に意識を向けるマインドフルネス瞑想を行うことで、心のニュートラルポジションを確認します。
(3) 心を温め幸福度を高める簡単ワークショップ(監修:前野隆司)
幸せの4因子(やってみよう・ありがとう・なんとかなる・ありのままに)をテーマに、チャット機能を使ったワークショップで心を温めます。
※ その他、各お坊さんの「プチ法話」もあります!
心と体の健康を養うお寺「ヘルシーテンプル」
人生の最後に、健康上の理由で活動が制限される平均年数は、男性の場合およそ9年、女性の場合はおよそ12年と言われています。人生の最後にこんなにも長期間自由を奪われることは、自分自身にとって本当に苦しいことですし、家族にとっても、社会にとっても辛い現実です。人生100年時代は、我々一人ひとりが健康な状態をできる限り維持することが重要です。
では、健康を維持するにはどうすれば良いのでしょうか?
それは、心身によい生活習慣を積み重ねていくことに他なりません。我々の生活の全ては身体に記録されていきます。飲みすぎ・食べ過ぎ・運動不足・睡眠不足、また、未来を恐れたり、過去を悔やんだり。その全てが、閻魔帳に記録されるかのごとく脳・血管・腸内環境・骨格などに蓄積され、様々な生活習慣病の原因となっていくわけです。
行いの報いは、この世の中で受けるとも言えるでしょう。私たちは自分自身のため、家族のため社会のために、「心身が調う生活習慣」を継続して生きていくことが大切なわけです。
私たちは、この「心身が調う生活習慣」の継続に、今の時代に求められるお寺の役割があるのではないかと考え、お寺が地域の健康拠点となる「ヘルシーテンプル構想」を展開しています。この構想は簡潔に言えば、地域のお坊さんが健康リーダーになって、お寺を地域の健康拠点にしていこうというものです。歩いて行ける距離にある近所のお寺から、「心身が調う生活習慣」を提供し、お寺が楽しく健康になれる場となっていけば、日本の健康寿命延伸に貢献できるのではないかと考えています。
私たちは、地域の方々の「心と体の健康を養うお寺」をヘルシーテンプルと名付け、宗派を超えた有志のお坊さんの他、医師・研究者・各種インストラクターの方々とタッグを組み活動をしております。
そのような「ヘルシーテンプル」が地域に提供する価値は以下の3つです。
心と体を健康にする生活習慣
一つ目は、お寺には元来、「心身が調う生活習慣」があるということです。瞑想以外にも、朝夕のお勤めがあり、読経や食法があり、作務があります。その「ゆっくり、しっかり、丁寧な生き方」を体に染み込ませていくのがお寺という道場なのではないかと思います。まさに、「心身が調う生活習慣」のお手本と言える場なのです。
安心できる場
二つ目は、「お寺は安心できる場所である」ということです。お寺の空気感が好きという方も多いですが、日常の喧騒から離れた存在であるということは、社会的評価から離れた場所だということだと思います。肩書を外した人間同士だからこそ生まれるフラットな関係が安心感を生んでいるのだと思います。
良き人のつながり
三つ目は、「良き人のつながりがある」ということです。「安心できる場所」で「心と体を調える生活習慣」がある場所だからこその人間関係かもしれません。みなさん、お寺に行くと「いい人になれる」と言います。想像していただけると分かりやすいですが、お焼香の列で我先にと順番の取り合いは起こりません。自然と「お先にどうぞ」という相手に譲る気持ちが先に出るものです。自利利他円満を目指せる、人のつながりが居心地の良さを生むのです。「心身が調う生活習慣」の継続には、仲間の存在が必要です。良き人のつながりが生み出される条件が整っているお寺は健康になるためにうってつけの場なのです。
食や運動などの生活習慣が健康寿命を左右することは言うまでもありませんが、人と人のつながりも心身の健康には不可欠です。昨今、地域には独居の方も多くなりました。孤独から端を発して心身ともに負のスパイラルに陥ってしまうケースも散見されます。私たちは、地域に根ざすお寺を、オンライン・オフライン問わず、心身の健康を養う場として、つながりの場として、地域の方々の「自分らしく生き生きとした人生」をサポートする場にしていきたいと考えています。
おすすめポイント
専門家監修のプログラム
<アドバイザー>
からだとこころの健康学
稲葉俊郎先生 / 医師、医学博士、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科(SDM) 特任教授
<ストレッチ運動>
MIZUNO・アクティブリーダー
日常生活動作(ADL)を維持するための高齢者向け健康指導ライセンス
<マインドフルネス瞑想>
マインドフルネス基礎講座
川野泰周先生 / 臨済宗建長寺派僧侶、精神科・心療内科医
<幸福度を高める茶話会>
ハピネスワークショップ
前野隆司先生 / 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科(SDM) 教授
無料でほぼ毎朝開催(土曜日休講)
年末年始とお盆の時期を除いて、一週間の内、土曜日以外はほぼ毎日開講しております。
※ 開講スケジュールに関してはLINE公式より毎週配信しております。
※ LINE公式アカウント https://lin.ee/3Y6M88TqL
顔出し不要、途中退室OK、日替わり坊さん
Zoomで参加する際には、カメラのON/OFF(顔出し)は問いません。途中参加/途中退出も自由(日常のご都合にあわせてご参加ください)。ほぼ毎日、日替わりで様々な宗派のお坊さんが出演(日替わりお坊さん)しますので、様々な気づきを得られやすいです。
参加者の声
一番有難いのは朝のリズムが整ったこと。仕事の開始時間が曜日で変わるため家事や仕事の準備でまさにモンキーマインド!だった朝が、順序立てて整ったことです。(Fさん)
朝にストレッチと瞑想ができて、1日のいいスタートが切れると感じています。宗派を越えた僧侶の方が日替わりで関わるリレー形式というのも楽しく魅力の一つです。(Aさん)
人とのつながりを感じます。皆のコメントで勇気が出て励まされます。法話もとてもためになります。瞑想は一人では続けるのは難しいけど皆となら続けやすいです。(Mさん)
Mindful.jp読者へのメッセージ
「この記事を読まれている多くの方は普段の生活では、中々お坊さんと関わる機会は多くないのではないでしょうか?そんな非日常的な存在であるお坊さんと、気軽に過ごす何気ない朝の時間から、ほぼ毎朝「気づき」の化学反応が生まれています。
このコミュニティで素敵な化学反応を起こすのはお坊さんだけではありません。実は既に参加されている多くの方々の書き寄せコメントなどにも「新しい発見と学び」が散りばめられています。
「ヘルシーテンプル」が少しでも気になったあなた!「体すこやか、心おだやか」になれる時間をお坊さんたちと過ごし、清々しい一日をスタートしませんか?
毎朝七時(土曜日は休講)から20分間。参加費は無料(ご寄付受付中)です。
毎朝100名ほどの多くの方々が継続的に参加されています。
あなたも是非、日常使いのオンラインコミュニティでマインドフルネスな朝を習慣化しましょう!!」
早川智雄
(社)寺子屋ブッダ ヘルシーテンプル認定ファシリテーター
ヘルシーテンプル@オンライン事務局メンバー
真言宗智山派 長宗寺(福島県いわき市)副住職
(社)日本マインドフルネス精神療法協会 マインドフルネス瞑想療法士(MMT)
”まず半径2mから人々を笑顔で朗らかに、いつかは半径2万kmの人々を朗らかにする活動”を展開中。
最近は特に里山、農業、昼寝、マインドフルネスをキーワードに「ココロとカラダ」のととのえを
行っている。
https://chousouji.machitera.net/