2024年Mindfu.jpのアドベントカレンダーのテーマは「マインドフルネスの世界を広げる旅」。
マインドフルネスを知る・学ぶ・実践するために役立つ、書籍、セミナー、アプリ、場所などの著者や主催者が一日一名登場し、心と体を穏やかに整えるための情報をご紹介します!
今回は、東京 恵比寿徒歩1分のヨガスタジオ Maulea(マウレア)を運営しているMamiさんが登場。
Mamiさんがこだわりを持って担当されている「マインドフルネスヨガ&瞑想」クラスについてです!
本日のタグ
# 初心者さんいらっしゃい
# 実践者さんいらっしゃい
#マインドフルネス度高め
# 仲間を作れる
# 感じるマインドフルネス
“待てない”現代人に警鐘。「止まる、待つ」マインドフルネスをとことん味わう75分。
こんにちは!
東京 恵比寿駅近のヨガスタジオ Maulea(マウレア)を運営しているMamiです。
マウレアでは、本格的なヨガから健康美を目的としたヨガやマタニティヨガなど様々なプログラムをご用意。ハワイテイストの内装に、床暖房完備で冬でも、心も身体もリラックスしてホカホカとほぐしていただける空間になっています。
今回、紹介するのは、私自身が週2回担当している「マインドフルネスヨガ&瞑想」というクラスです。
ヨガレッスンというと、呼吸に合わせてポーズをどんどん変えていくヨガを連想される方もいらっしゃると思いますが、このレッスンは、75分のプログラム全体を通して、自分から湧き上がる思考、感情、身体の感覚一つ一つを丁寧に観察し、受け入れる、というマインドフルネスに重点を置いたクラスです。
「少しでも速く、前へ」という現代ですが、「止まる、待つ」というある意味、時代と逆行したことをやっているクラス。
だからこそ、新たな気づきや自分の変化を感じられると思います。
ヨガクラスには珍しい”シェアリングタイム”をじっくりと。
「私はこんなことを感じていていいんだ」という安心と成功体験を得られる場。
このクラスで大切にしていることは、「私はありのままでいいんだ」「私がこう感じていてもいいんだ、これを声に出していいんだ」と思える場作りです。
具体的には、ヨガクラスでは珍しく、シェアリングの時間をじっくり取っています。
クラスの最初に、共通のお題で各自ジャーナリング(思い浮かんだことをありのまま、評価判断を加えず書き出すこと)をします。そして、ジャーナリングをして感じたこと、気づいたことをクラスのメンバーに話す。ここまでに30分程とることも。
そうやって、自分が安心安全な場にいることを感じて、緊張がほぐれてからヨガに入ることで、身体の声をキャッチしやすくなります。
また、心の声を否定せず、自分や他者が感じたことを受け入れる成功体験をスタジオの中で積み、多様性の器が育つことで、真の調和やダイバーシティが、スタジオの外、社会にも広がっていくといいなと思います。
あくまでマインドフルネスの一つとしてのヨガ。「こっちの方がしっくりくる!」という方も。
全75分のプログラムの流れはこのようになっています。
1.ジャーナリング
2.シェアリング
3.瞑想
4.マインドフルヨガ
5.シャバーサナ
6.瞑想
もしかすると、「身体をどんどん動かすヨガがしたい!」と思って来る方には最初は物足りない、と思われるかもしれません。
このレッスンのヨガパートは、あくまでマインドフルネスを実践するツールの一つとして組み込まれています。
ポーズの完成度や正しさではなく、自分の感覚を丁寧に観察することを大切にしています。ポーズは、太陽礼拝を始めとしたスタンダードなものばかり。
一つのポーズをじっくり行っていくので、「同じことばかり?」「まだ次にいかないの?」なんていう感情が湧き上がるかもしれません。それをただ、そのまま「私は今こう感じているんだな」と受け入れていきます。そう、それってまさに、マインドフルネス瞑想と同じですよね。
このレッスンの時は、ヨガパートでもマインドフルネス瞑想と同じようなインストラクションをします。
最初は講師や周りの人を見てポーズの確認していた方も、レッスンが進むと、自然と目を瞑ったままポーズを取るようになっていることも。自分の感覚を感じているんだな、深まっているな、というのが見ていても分かります。
おすすめポイント!
“サンガ(仲間)”ができるヨガクラス
こうしたシェアリングがあるクラスは、リトリートや単発の企画でされていることはあっても、固定でやっているのは珍しいのでは。
週一のレッスンだからこそ、ここにいけば安心、ありのままでいられる、という感覚をコツコツと積み上げて、自分の確固たるものにしていけるという良さがあります。
繰り返しレッスンを受けているうちに、シェアタイムで最初はこちらが促さないと話さなかった方も、一番最初にシェアをしてくれるように。そんな変化が嬉しいです。
最近では、だんだんお互いが顔見知りになって、サンガ(仲間)になっていっている感覚があります。一人一人がそういう空気を放っているので、初めての人でも不思議と緊張せず、ほぐれていける。そんな場の力が育っていっている、と感じます。
3つの感覚を1クラスで感じられるように設計
人には、外受容感覚(五感で感じられること)だけではなく、内受容感覚(呼吸、痛み、体温、心拍、胃腸 の動きなどの生理的な状態に関する感覚や内臓感覚のこと)、自己受容感覚(空間内の身体の状況を知覚する自己受容感覚)が備わっています。
このクラスではこの3つの感覚に働きかける意識で、プログラムの設計やインストラクションをしています。
この3つの感覚を高めていくことで、自分は本当は何を感じているか、に気づいていくことを目指しています。
自然とマインドフルネスの手法が身に付く
マインドフルネスを実践する方法として、ジャーナリング、瞑想、ヨガを繰り返し行っていくので、通っているうちに、自然と自分でもできるようになっていくと思います。
歩く瞑想など、マインドフルネスを主軸に様々な実践方法も取り入れています。ジャーナリングでは「感謝していることは・・・」「新しく始めたいことは・・」など、その時々のお題を出していたり、ヨガのポーズもシンプルなものを繰り返していたりするので、家でも実践しやすいと思います。
マインドフルネスが、生活の一部になっていってもらえると嬉しいです。
参加者の声
いつレッスンに来ても包み込むような優しい笑顔で迎えて下さりありがとうございます。
レッスンの後、自分の心が解れて軽くなっている事に気がつきます。それって素晴らしいことだと思います。
安心して参加できました。とても居心地のいい自然な場を作ってくださりありがとうございます。まみさんの笑顔を見ると、心がほわ〜っとゆるんで、ぽかぽかとあたたかくなります。このところメンタル&フィジカルとも不安定だったのですが、ジャーナリングやヨガの時間を通して、それらの意味を感じることができました。みなさんとお話する時間も楽しかったです。
マウレアに来てマインドフルヨガや瞑想をすると、なぜかいつも泣きそうになります。それくらい、自分に集中し、心地いい時間を過ごせているのだなぁと感じています。
初めてまみさんのヨガを受けた時、 今までのヨガでは感じたことのない内側の動きというか、浄化みたいなものがあって、 自分の内側に向き合える貴重な経験ができました。参加している方もみなさん素敵な方で、まみさんや参加されていた方々のお話で、 たくさんの気づきをいただきました。
Mindful.jp読者へのメッセージ
「ふと手を止めて、自分を感じる時間を作りませんか?」
私が声にしていることは、この一言に尽きます。
マインドフルネスとは、感じること。感じたことをそのまま受け入れること。
現代に生きる私たちは、考えることばかりに時間を費やしていて、感じるということを忘れているのではないでしょうか?
自分のことを感じられなくなると、何が好きで何が嫌いなのか?YESなのかNOなのか?疲れているのか元気なのか?そんなシンプルなことさえ分からなくなってしまいます。
このマインドフルネスヨガ&瞑想のレッスンを通して、ありのままの自分を感じ、受容し、他者との関わりを通して更に自分自身を知り、「みんなちがって、みんないい」の輪が広がることを願っています。
木田 圭美 (Mami)
株式会社Maulea Japan代表取締役。
RYT500認定ヨガインストラクター
2018年、乳癌に罹患したのをきっかけに早期発見を呼びかけるピンクリボン活動を始めると共に、心身のケアの大切さを伝えることに注力する。また、手術前後に瞑想が助けになった経験から、更に瞑想の奥深さに関心を持つ。現在は、ヨガやマインドフルネスを広めるべく講座やイベントなどの企画運営、マインドフルネスの講義などを担当する。一人一人の内なる幸せに繋がるよう願いながら活動中。
・Maulea Yoga Studio :https://maulea.co.jp/studio/
・個人Instagram:@mami_maulea
・YouTube:【マインドフルネス】Maulea MAMI studio