メタ認知を鍛えよう!バルコニーに駆け上がってみる

※こちらの記事は、ウェルビーイングサービス「BeDo+(ビードゥー)」の提供でお送りしています。なお、2022年本サービスは終了しております。

こんにちは!BeDo+(ビードゥー)プロデューサーのみっしーです。「ウェルビーイング*に生きるためのちょっとしたコツ」をお届けします。

*ウェルビーイング
直訳すると「よくあること」「健康」「幸福」のこと。
WHO(世界保健機構)憲法草案の中での健康の定義は「病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態」。(日本WHO訳)

「メタ認知」という言葉を聞いたことがありますか?

私は『自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること』
つまり、自分じゃないもう一人の自分を通して物事を認知する、ということかなと解釈しています。

メタ認知とは
メタ認知(英:Metacognition)とは、「メタ(高次の)」という言葉が指すように、自己の認知のあり方に対して、それをさらに認知することである。(Wikipediaより引用)

メタ認知を鍛えると何がいいのか、そしてメタ認知の鍛え方について今日はご紹介します。

もくじ

「メタ認知」はなぜ注目されているのか?

ビジネスリーダーには「メタ認知の能力が必要だ」と言われるようになりました。近年「メタ認知」という言葉が広がっており、平成29年に公表された学習指導要領(以下,新学習指導要領)においても「メタ認知」という言葉が初めて明記されています。

「メタ認知」とは、ジョン・H・フラベルというアメリカの心理学者が提唱したもので、認知心理学の用語だそうです。

1970年代から研究が進められていたのですが、2006年には国際的な学術出版社であるシュプリンガーから“Metacognition and Learning”という学習におけるメタ認知に特化した学術雑誌も発刊され,教育研究や学習研究においてメタ認知が研究領域の一つとして確立したといえるということです。

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「メタ認知」はどのようなものか?

昔、「メタ認知」という言葉がわからなかった時にこのような説明を受けました。

「問題に直面したとき、一歩引いてみたうえで考えることをいう。
リーダーシップ論で著名なハーバード・ケネディスクールのロナルド・A・ハイフェッツ教授も、
『バルコニーに駆け上がって見ろ』
と言っており、現場で懸命にやるのも大事だが、俯瞰してみると違うものが見える」だと。

他の友人も「ダンスフロアとバルコニー」論を強調しており、
「ダンスフロアにいてもわからないが、バルコニーに出ることで全体を俯瞰してみることができる。あえてバルコニーに向かってみる勇気が重要だ」
と諭すように話してくれたことがあります。

「メタ認知」を鍛えると何が良いのか?

「メタ認知」という言葉の本質は、何か課題にぶつかった時や、自分がもやもやしているときに違う視点で物事をみてみよう、というところにあると思います。

例えば、子育て中に子供が言うことを聞かずイライラしている時。

もう一人の分身した自分を作り出し、頭の上から自分を俯瞰してみることで、なぜイライラしているのかが見えてきます。

それは、自分一人で世話をしている孤独かもしれないし、誰も頼れない寂しさなのかもしれない。

そう言うことを自分が思っていたのね!と気づいて、大丈夫、頑張ろう!ともう一人の励ますことができて、イライラが解消するかもしれません。

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「メタ認知」の鍛え方

「メタ認知」を鍛えるには瞑想をおすすめです。

10分だけ何も考えず、デジタルからも自分を切り離し、椅子に座って呼吸に集中します。

瞑想することで、日々自分が考えていることが整理されたり、ストレスを自分でコントロールすることができるので、心のバランスを整えて集中力を高めることに効果があると言われています。

実際にGoogleやAmazonなどの外資系企業では、瞑想が取り入れられており、わたしが所属する会社でも「Headspace」という瞑想アプリが福利厚生で使えるようになっていて、日々のメタ認知を鍛えるためにおすすめされています。

Mindful.jpの吉田さんの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

https://mindful.jp/embed/notes/n2102d62841c6

LINEにて日々のマインドフルネスをサポートしているBeDo+では、毎日ちょっとの幸せが引き出せるような会話を心がけています。この機会にぜひお試しください。

https://mindful.jp/embed/notes/nd0383df9bc3b

■プロフィール

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文:みっしー(三嶋春菜)
・「BeDo+」Chief Experience Officer(顧客体験&プロダクト責任者)
・エクスペリエンスプロデューサー/モデレーター。
・大手ECサイトのプロデューサーとして勤務後、B2B企業のデジタル変革を支援するコンサルタントとして従事。
・ローカルFM局でディレクター&パーソナリティとして10年以上番組に携わる。

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