「なんてマインドフルネスな映画だ・・・!」と界隈がざわついた映画「ソウルフル・ワールド」
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「なんてマインドフルネスな映画だ・・・!」と界隈がざわついた映画「ソウルフル・ワールド」

マインドフル・ライフスタイルメディア「Mindful.jp」

「結局、コロナの収束が見えないままの年越しになるね・・・」そんな会話がそこここでなされていた、2020年12月25日、クリスマス。
ディズニーの動画配信サイト「Disney+」から、「ソウルフル・ワールド」という映画がアメリカと日本で配信された。

配信スタートとともに「なんてマインドフルネスな映画なんだ・・・!」と、マインドフルネスな人たちで盛り上がった。ちょうど、本サイト(Mindful.jp)のアドベント・カレンダーで皆さんと密にやりとりをしていた時期だったので、余計にかもしれないが、オンライン打ち上げでも「あれ、観ました?」「ソウルフル・ワールドについて話しましょー!」と、この映画についての感想が尽きなかった。

あらすじ

もしも、この世界とは違う“どこか”に、「どんな自分になるか」を決める場所があったとしたら…?
ニューヨークに住むジョー・ガードナーは、ジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師。
ある日、ついに憧れのジャズ・クラブで演奏するチャンスを手に入れた直後に、運悪くマンホールへ落下してしまう。彼が迷いこんだのはソウル(─魂─)たちが暮らす世界で、彼自身もソウルの姿に…。そこは、ソウルたちが生まれる前に、どんな性格や興味を持つかを決める場所。でも、22番と呼ばれるソウルだけは、人間の世界が大嫌いで、何の興味も見つけられないまま、もう何百年もこの世界にいた。
まるで人生の迷子のように生きる目的をみつけられない22番と、夢を叶えるために何としても地上に戻りたいジョー。正反対の二人の出会いは、奇跡に満ちた冒険の始まりだった…。
(ディスニープラス 作品紹介ページより引用)


「きらめきは目的ではない」一瞬一瞬を感じることができる人が最強

マインドフルネストレーナーとして、マインドフルネスをお伝えする時に常日頃から感じるジレンマがある。

私は、マインドフルネスは目的やゴールがあるものではなく、自分のマインドフルネスな状態を知ること、マインドフルネスでいること自体がすでに素晴らしいと考えている。

しかし、マインドフルネスに興味を持ってもらう段階では
「集中力が上がります」
「心を落ち着けることができます」
「リーダーシップを身につけるために必須です」
と、なんらかの目的を伝る必要がある。だが、その興味付けからマインドフルネスを実践しようとしてくださった方から、「マインドフルネスをやってみたけど、雑念だらけの私はダメですね」など、自分へのジャッジメント(評価)に満ちた、マインドフルネスではないコメントをいただくことがある。その度、なんとも申し訳ない気持ちになる。

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一方、この映画では、「一瞬一瞬を感じ、味わうこと、今を生きること。それこそが素晴らしい。」ということを、マインドフルネスなんて言葉を使わずに伝えてくれる。これぞ、動画、エンターテイメントのなせる技だ。

作中で「きらめきは目的ではない」という言葉が出てくる。
自分の人生を輝かせるには、没頭できる何かや他人に誇れる勲章が必要だと思いがちだ。しかし、それは人生の目的ではなく、一要素にすぎないことを教えてくれる。

夢を叶えることが幸せ?!

主人公のジョーは、なじみの理髪店の店主のことを「彼は髪を切るために生まれてきたんだ。彼は夢を叶えたんだ。」と思い込んでいた。だが、本当はそうでは無かった・・・?!

という場面がある。この映画では「夢を叶えると幸せになれるのか」ということもテーマの一つになっている。

ある人は元々持っていた夢を叶えることはできなかった。ある人はやっと夢の第一歩を踏み出した。この2人、幸せを実感しているのはどちら?

この夢と幸せの関係についての解釈はみる人に委ねられている。
他にも様々な登場人物を通して、自分はどう考えるかのきっかけになるだろう。

「ソウルフル・ワールド」にみる時代の変化


この作品はピクサー制作のディズニー映画だ。

私は映画についてはド素人だが、ディズニー映画といえば、これまでエンターテイメントの王道を作ってきた、というイメージがある。
そして、ピクサー作品の多くは、主人公がとにかく冒険に行く。主人公は、当初、克服すべき問題がありそれを抱えて冒険に行く。冒険を通して成長し、問題を克服し周りもハッピーエンド、というパターンが多い。

ソウルフル・ワールドも同様に冒険要素は満載だ。だが、冒険から得るものが「成長」ではなく、「気付き-Awareness-」であることが新しいのではと思う。

気づきの対象は無数である。

頬を撫でる風、ピザの味、歩いていることを体で感じること、木漏れ日・・・そんな普段の生活ではなにげないこと、とるに足らないことにも思える一つ一つに気づく。自分の思い込みに気づく。今体験していることに気づく。
この気づいている状態がマインドフルな状態。

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それをエンターテイメントとしてディズニーが描いていることに、時代の変化を感じた。何かを獲得することではなく、気づきに重きが置かれる時代へ。そんな示唆のある映画だった。

「マインドフルネスってよく分からない。」「難しい。」と思われて離れてしまった方も、先入観を捨てて初心で味わってみてほしい。



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