偶然は自分で呼び起こせる!「クランボルツ理論」は本当だった。
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偶然は自分で呼び起こせる!「クランボルツ理論」は本当だった。

この連載は、しんいちさんが、会社員として働きながらも、物を減らしリュック1つを背負って、旅するように暮らす日々を綴ります。

▼前回までの記事ピックアップ
vol.1:会社員が多拠点生活を始めたら、旅・仕事・生活が融合して「これ最高かも」と思っている話。
vol2:会社員生活と多拠点生活は両立できる?!僕がADDressを選んだ理由。

京都市五条にある、元遊郭建築をリノベーションした、UNKNOWN KYOTO(アンノウンキョウト)。
新しく出来たと知り、今年5月の平日に4泊してみた。

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▲京都五条アンノウンキョウトの外観

なんでここにいるの?!3年振りの再会

夜にチェックインし、翌朝コワーキングスペースに降りると、数人が仕事をしていて割と静かだった。席と席の間も程よくゆったりとしている。中庭を見渡せるスペースが空いていたので、早速仕事を始めた。

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▲アンノウンキョウトのコワーキングスペース

休憩がてら席を立って外に行こうとしたら、突然一人の男性が声をかけてきた。

「石井さんですよね?」

振り返ると、3年前に同じイベントに参加して以来、SNSでだけつながっていた高木さんだった。

「なんでここにいるの?!」

と思わず返した。

関東に住んでいるとばかり思っていた彼が、京都の拠点にいるなんて。一瞬どういうことか分からなかった。

聞くと、なんと彼もADDressユーザーだった。メインの滞在先は関東なのだが、たまたま今は西日本を回っているとのこと。この日は、大阪に滞在する予定だったが騒音で眠れず、急遽予定を変更して京都五条に来たと言うではないか。

僕の方も、京都市内のADDressの拠点は10箇所はあるから、別の拠点に滞在していたかもしれない。

「二人とも何気なく訪れた場所で再会するなんて、なかなか無いよねぇ」

せっかくなので、夜ご飯を一緒に食べることにした。
一対一でじっくり話すのは初めてだったが、予期せぬ再会が一気に距離を縮めてくれた。
お互いの仕事の話、これからどんな生き方をしたいか、どんな価値観を大事にしたいか・・・じっくり対話し、お互いを知るとても良い機会になった。

「こんな事ってあるんだねぇ」

予定も期待もしていなかった分大きかった驚きと喜びを、しみじみかみしめた。

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▲再会した夜に。写真右が高木さん、左が僕

キャリアだけじゃ無い「人生」に効く、クランボルツの計画的偶発性理論

再会の余韻を味わいながら、寝床でこの偶然の出会いを一人で振り返っていた。そこで思い出したのが、教育心理学者のクランボルツが提唱する「計画的偶発性理論」だった。

「計画的偶発性理論」

個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。計画された偶発性は以下の行動特性を持っている人に起こりやすいと考えられる。

1.好奇心 [Curiosity]
2.持続性 [Persistence]
3.柔軟性 [Flexibility]
4.楽観性 [Optimism]
5.冒険心 [Risk Taking]
(Wikipediaより)

僕が4月から始めた多拠点生活は、まさに「偶然を呼び起こす5つの行動特性」の実践に他ならないでは無いか・・・!

・多拠点生活っておもしろそう → 好奇心
・うまく行くか分からないけどきっと大丈夫 → 冒険心・楽観性
・やってみる、半年続けている → 柔軟性・持続性

クランボルツの理論では「キャリア」における偶発性について書かれているが、これは「人生」という大きな枠にも共通するのだ。

偶然に必要なのは少しの勇気

もしイベントで多くの人と会っても話しかけたり、SNSで繋がったりしていなければ、その後どこかで偶然すれ違っても気付かないだろう。

人との偶然を呼び起こしたいなら、声をかけて、連絡先を交換するという地道な活動がそれにあたる。
以前はそうした声かけも「断られるかもしれない」と少し躊躇してしまうこともあった。しかし、高木さんとの偶然の再会から、少しの勇気は偶然を起こす第一歩、クランボルツ理論の「冒険心」だ、と捉えて行動するようにしている。

高木さんと再会した翌日、アンノウンキョウトのスタッフやその場にいたコワーキング会員の方に思い切って声をかけてみた。すると、ただ同じ場所にいるだけでは知ることができなかった、それぞれの生き方や働き方をについて対話するとても濃い時間が持てた。最後にSNSで繋がろうと声もかけてみた。
少しの勇気、「冒険心」を早速実行してみたのだ。

偶然から、想像を超えた人生へ

偶然は自分の行動次第で呼び起こせる。
それには、ちょっとした好奇心や冒険心をもって、行動し続けること。
そうして起こった偶然が、人生を僕の想像を超えたところへ運んでいってくれるに違いない。

旅路は続く。

しんいち : プロフィール
石井慎一
埼玉県入間市出身。社会人から16年を東京で過ごし、離婚や大阪転勤を機に自分の暮らし方を考えるようになる。現在は会社員として人事系サービス企業で大阪支店長の職を担いつつ、全国に拠点のあるADDressを利用し、「旅するように働く、暮らす」を実現している。
・まなびやアカデミー認定マインドフルネストレーナー
・産業カウンセラー

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しんいちさんの多拠点ミニマルライフ・ヒストリー

2018年10月
38歳でバツイチ確定後、シェアハウスに転居。当初持っていたのは、掃除機と電気ケトルと服だけ。
2019年6月
大阪転勤を期に、一人暮らしをスタート。家具・家電などが増える。
2020年4月
緊急事態宣言で在宅勤務になり、快適さを追求したくなり、高城剛氏の「LIFE PACKING」から物を減らすことに興味を持ち、「スーツケース一つで生活する」を目指し始める。
2021年1月
一人暮らしのマンションを手放しCoリビングサービス「Address」を契約。多拠点生活を開始。Addressを利用していない時は、間借りしている大阪のスペースで生活している。現在の所持品はスーツケース2つ分。



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