ママの「身体」、悲鳴を上げていませんか?-マインドフルネストレーナーが子育てのお悩みに答えますvol.5-
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ママの「身体」、悲鳴を上げていませんか?-マインドフルネストレーナーが子育てのお悩みに答えますvol.5-

家事や育児に追われて、ママがつい自分のことを後回しにするケースは少なくないように感じています。朝食を取る時間もなく、ずっと立ちっぱなし…ゆっくり座って食事を楽しむことのありがたさは、親になって初めて実感しました。

「自分に、あまり意識を向けられていない」そんな日々を繰り返していると、いつの間にか疲労が蓄積して突然倒れてしまうことも…そうならないためには、日頃から身体を気づかうことが大切になります。

今回は、ママの「身体」について一緒に考えていきながら、日々健やかに過ごすためのヒントをお伝えします。

身体の声を聴いていますか?

のどが乾いたから水を飲む…私はこれが、当たり前だと思っていました。でも、この段階が実は「軽度の脱水状態」である、そんな記事を目にして驚きました。

脱水とは体液が失われ、必要な水分と電解質が不足している状態です。生命維持に欠かせない水分は体重に対し1~2%程の減少であっても、軽度の脱水症状が現れるため、健康を維持するためには、水分量を一定に保つ必要があります。

脱水によるカラダの不調では熱中症が広く知られていますが、汗による大量の水分喪失だけが脱水とは限りません。低湿度環境下において気づかないうちにカラダが乾燥すると、エコノミークラス症候群や、ウイルスなどからカラダを守る粘液線毛輸送機能が低下することが報告されています。

参照:https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/dehydration/

のどの渇きはすでに「脱水」が始まっている証拠。早めの対策が必要です。

参照:https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/182.html

私自身、あまりのどが渇かない人だと思っていたのですが、これはただ「渇きに鈍感」なだけだったのかもしれない…そう気づいたのは、まだ最近のことです。

のどの渇きを感じていなくても、身体は様々な方法で水分不足のサインを送っています。このサインに気づきを向けていくことは、身体を整える上でとても大切になります。

私は、マインドフルネスのトレーニング「ボディ・スキャン瞑想」をしながら身体をじっくりと観察することで、少しずつこのサインに気がつくようになりました。身体は、いつでも私たちに「ヘルプ」のサインを出していたのです。

ちなみに、1日に飲み水としては1~1.5リットル以上を摂取することが大切だと言われています(摂取量全体で2~2.5リットル)。授乳時は、更に必要になりますよね。私も、もっと意識して水を飲まなければ…

1日1回、ボディ・スキャン瞑想を

ボディ・スキャン瞑想とは?Googleで、マインドフルネスをベースにした「サーチ・インサイド・ユアセルフ」という研修プログラムを作ったチャディ・メン・タン氏は、書籍にてこう伝えています。

ボディ・スキャン
この練習自体はとても単純で、評価や判断とは縁のない、一瞬一瞬の注意を体の様々な部位に、ただ体系的に向けるというものだ。頭のてっぺんから始め、足の親指の先まで下ろしてくる(あるいはその逆)。そのあいだずっと、あらゆる感覚(あるいは感覚の欠如)に注目する。

肝に銘じてほしいのだが、大切なのは注意であって感覚ではない。したがって、感覚を経験してもしなくてもかまわない。注意を払うことだけが重要なのだ。

「サーチ・インサイド・ユアセルフ」チャディー・メン・タン(著)

ボディ・スキャン瞑想をする際のガイド(誘導)には、色々なパターンがあります。まずは難しく考えず、目を閉じてゆっくりと「頭のてっぺんから足の指先」まで、身体の細部に意識を向けて観察してみましょう。それだけでも、十分効果を感じられます。ボディ・スキャン瞑想中に、痛みや違和感などに気づくこともあります。

自分の身体を丁寧に観察することは、自分を大切にするための第一歩。入浴時でもいいので、1日1回は身体全体に意識を向けてみてください。もし、繰り返す痛みや違和感が見つかったときは、早めに受診しましょう。

また、時には身体に優しく触れてみるのもいいですね。スキンシップは「オキシトシン」という幸せホルモンの分泌を促してくれます。

「スローフード」を取り入れてみよう

最近は、「早い、安い、便利」なファストフードに対して、スローフードという言葉が使われるようになってきました。スローフードとは、その土地の伝統的な食文化や食材を見直す運動、またはその食品全体を指していて、食に関心がある方はよくご存じかもしれません。

スローフードとは、私たちの食とそれを取り巻くシステムをより良いものにするための世界的な草の根運動です。郷土に根付いた農産物や文化を失うことを始め、ファストライフ・ファストフードの台頭、食への関心の薄れを憂い、1989 年にイタリアで始まり、現在160カ国以上に広まっており、国際組織でもあります。​

参照:https://slowfood-nippon.jp/aboutus/

マインドフルネスのトレーニングで「食べる瞑想」があります。1粒のレーズンを10分以上かけて、じっくりと味わいます。
私がこの食べる瞑想をして、気になったのは「このレーズンはどのようにして作られたのだろう」ということ。レーズンの産地や安全性にも気を配りたいと思ったのは、その時からです。

毎回、マインドフルにゆっくりと食事を取ることは難しいかもしれませんが、飲み込むように食べていたおやつなどを、時にはゆっくりよく噛んで食べてみることで、食べ物に対しての意識も少しずつ変わってきます。

私たちの身体は、食べたものからできています。忙しくて中々手間はかけられなくても、できるだけ安全性の高い、素材そのものを感じられる食事を心がけていきたいですね。

また、スローフードは「よく噛む食事」として、ダイエット効果も期待できます。ストレスが原因の食べ過ぎ対策としてもおすすめです。

困ったときは、素直に助けてもらおう

そして、何より大切なのは「無理をしない」こと。頑張り屋さんのママほど、自分で何とかしなければと多くを抱え込んでしまいがちに。「助けて!」そう声に出すのは時に勇気のいることですが、少し周りを見渡してみると、支えてもらえる場所は沢山あることに気が付きます。

ママの体調が悪いときなどは地域のファミリーサポート、保育園の一時保育、ベビーシッターなどを利用することも検討してみてください。市町村によって様々な支援や助成があり、安価でお願いできるサービスも用意されています。

また、自分の健診や受診を後回しにしていませんか?最近は、託児付きの病院、歯科医院、人間ドッグや各種健診も増えているようです。乳幼児を連れて受診する不安が減るだけでも、足をのばすきっかけになるかと思います。

ぜひ、一度調べてみてください。

ママのケアを最優先に!

ママが自分自身を整えることは、大切な子どもたちや家族のためにつながります。おいしいご飯を作ったり、一緒に公園で遊ぶことができるのも、ママが元気だからこそ。思いやりや優しさを、まずはママ自身へシャワーのように沢山浴びせてあげてくださいね。

文*ワカナ(マインドフルネストレーナー/ライフコーチ/Mindful.jp編集部) Twitter:@wacanaoda

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