会社員が多拠点生活を始めたら、旅・仕事・生活が融合して「これ最高かも」と思っている話。
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会社員が多拠点生活を始めたら、旅・仕事・生活が融合して「これ最高かも」と思っている話。

この連載は、しんいちさんが、会社員として働きながら、物を減らしリュック1つを背負って、旅するように暮らす日々を綴る。

僕は現在、41歳独身。人事系サービス企業の会社員として大阪支店長の職に就いている。平日9:00~18:00勤務・土日祝日休み、営業先にも行く、部下もいる。
一方で、"ADDress"という日本各地の非定住型シェアハウスに定額で滞在できるサービスを利用し、月の3分の2はリュック一つを持って多拠点生活をしている。
第一回目は、今どんな暮らしをしていて何を感じているのかを書いてみたいと思う。

在宅勤務になって多拠点生活が始められるようになった

2020年4月、大阪の緊急事態宣言を受けて、会社からフル在宅勤務を言い渡された。それまで平日は大阪市にあるオフィスへの通勤が当たり前だった生活が、毎日自宅で仕事をする生活に変わった。
僕の営業エリアは愛知県~九州の西日本全域だ。先方の希望により顧客訪問もあるが、それ以外はどこから仕事をしても良くなった。

そこで、2021年1月から賃貸マンション引き払い、以前から興味が合った多拠点生活をすることにした。現在、僕の"家"になっているのは、"ADDress"という、月額7万円(※)で全拠点どこでも滞在できる日本各地の非定住型シェアハウスだ。
月の3分の2はこの"ADDress"に滞在し、それ以外は大阪で間借りしているスペースで生活している。
(※僕が契約しているプラン。他プランだと最低4.4万円から利用可能。)

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▲かつて医院として使われていた一軒家をリノベーションした神戸邸。

その時々で最適な滞在先を決め、そこから商談に向かうかオンラインで仕事をし、自由時間は旅行気分を味わったり、その土地で"暮らす"体験をしたりという日々だ。

例えば、愛媛県で商談があれば、愛媛に1週間滞在し、休日は海まで走ったり、大洲城を観光したりする。その後、一度大阪に戻り、岡山県に滞在。その翌週は出張で名古屋へ・・・、という具合だ。

24時間の中に「旅・仕事・生活」が詰まっている

実際生活してみると、プライベートと仕事、日常と旅行が24時間の中でゆるやかに移行している感じがする。

例えば、僕は朝のランニングが日課なのだが、滞在先でどこを走るかをいつも楽しみにしている。その時々の景色、空気を感じながら走るのは最高だが、走っている最中はそれはあくまで「日常」という感覚。
でも、後で振り返ると「あれは旅行だったなあ」と感じる。

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▲朝の冨士山(とみすやま)愛媛県大洲邸から走って30分で見えた景色。

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▲朝の名古屋タワー 名古屋邸から走って20分の景色。

平日9:00〜18:00は仕事の時間。滞在先の近くの顧客に訪問することもあれば、オンラインでのミーティングや作業に缶詰なこともある。

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▲大洲邸の個室。椅子と机があるのでPC作業もしやすい。 

夜は外食でご当地グルメを堪能するか、自炊をする。ADDressには調理器具が揃ったキッチンがあるので、近くのスーパーで買い出しをし、具沢山味噌汁か、鍋を作ることが多い。たまたま同じタイミングで滞在しているADDress会員の方とご飯を一緒にすることもある。

旅行と日常、プライベートと仕事、というような分断がなく、1日24時間の中にそれらが詰まっている。でも決して詰め込まれているのではなく、自然と流れていく感じだ。

「もしかして、今の生活、最高じゃないの?」

この生活を始める前から、僕は旅行が大好きだった。無計画で偶然の人や場所との出会いが旅の醍醐味だと思っている。それには、時間の余裕が必要で、ある程度の日数の休暇が必要、と思い込んでいた。
だが、半年間、多拠点生活してみて思うのは、旅は暮らしの中に取り込めるということだ。
自分の長年持っていた固定概念がいつの間にか手放せていたのだ。

この暮らしの中で、他にも、自分が何を大事にしているか、何に囚われていたか、自分の知らない自分に気づけるのではないかという期待がある。

とはいえ、今の方法が良いのか?はたまた多拠点生活自体が本当に自分に合っているのか?自分の中で実証実験期間中、という感じだ。
もっと、色んな場所、人と出会うことで、検証を深めていきたい。

しばしの間お付き合いのほど、よろしくお願いします。

旅路は続く。

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▲大洲邸のリビング。仕事は個室だけでなくリビングでも。
休憩のコーヒーも食事もここで。

しんいち : プロフィール

しんいち:石井慎一
埼玉県入間市出身。社会人から16年を東京で過ごし、離婚や大阪転勤を機に自分の暮らし方を考えるようになる。現在は会社員として人事系サービス企業で大阪支店長の職を担いつつ、全国に拠点のあるADDressを利用し、「旅するように働く」を実現している。

・まなびやアカデミー認定マインドフルネストレーナー
・産業カウンセラー

Instagram:https://www.instagram.com/ishii_shinichi/

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しんいちさんの多拠点ミニマルライフ・ヒストリー

2018年10月
38歳でバツイチ確定後、シェアハウスに転居。当初持っていたのは、掃除機と電気ケトルと服だけ。
2019年6月
大阪転勤を期に、一人暮らしをスタート。家具・家電などが増える。
2020年4月
緊急事態宣言で在宅勤務になり、快適さを追求したくなり、高城剛氏の「LIFE PACKING」から物を減らすことに興味を持ち、「スーツケース一つで生活する」を目指し始める。
2021年1月

一人暮らしのマンションを手放しCoリビングサービス「Address」を契約。多拠点生活を開始。Addressを利用していない時は、間借りしている大阪のスペースで生活している。現在の所持品はスーツケース2つ分。
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