自分の感情と向き合い人生を味わう方法-北條 久美子-
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自分の感情と向き合い人生を味わう方法-北條 久美子-

このアドベントカレンダーのことを聴いてから、どんなことを書こうと、頭の片隅にこのことをおきながら過ごしていました。
このアドベントカレンダー2020ではたくさんのプロフェッショナルの方々がマインドフルネスについて語ってくださっていて、私自身も味わい深く読ませていただいています。
今回わたしは「マインドフルネス」という言葉や概念を知る前から、ナチュラルにやっていた私にとってのマインドフルネスと、それによる効果について綴りたいと思います。

自信なんて大抵なかった

私の座右の銘は「笑って一生」です。
はっきり定めたのは大切な人の死がきっかけでしたが、それ以前から「笑顔」「笑う」ことを心掛けていたし、基本笑っていたいと思って生きてきました。
特に人前では「笑顔が標準装備」と言えるほど、快活なイメージでいたかったし、「明るくて元気だね」と周囲からも言われることが多かったように思います。
でも、人ってそんなにハッピーなことばかりが訪れるわけではなく、元気そうにしていても心の中で泣いていたり、どん底だったりするわけです。

「いつも元気で自信に満ちているね」なんて心にメモしたいような褒め言葉を頂いても、正直心の中では自信なんて大抵なかったです。
今だってなんとか奮い立たせて笑っているなんてざらにあるし、どうしようどうしようとぐるぐると悩んだり、大いに泣いたりして毎日を過ごしているわけです。
それでも外に出る時の私は、基本笑顔。これは無理しているのかというとそうではなくて、ある方法が私の心を落ち着かせてくれていて、まずは平常心に戻し、そして出掛ける頃には「よし!今日も笑顔で」とスイッチを押してくれているんです。ある意味、儀式ですね。その二つの方法についてお伝えします。

泣くことで心を整える

この話をすると驚かれる方も多いですが、ひどく落ち込んだ時、私がやっていたのが、出掛ける前などに「5分ある、よし泣こう」とタイマーをかけて5分集中して号泣するのです。(今はほとんどやってないです笑。かなり暗闇にいた頃、そしてマインドフルネスに出会ってない時の私です。)
泣くことは浄化にもつながるのでスッキリするし、可能なら声を出して泣くとより効果的です。なぜかというと声にまで出すと思いっきり悲しみに浸れるからです。まさに、「今ここ」「今、私めっちゃつらいよね」を味わい尽くせるのです。
『今ここに意識を向けて1点に集中する』まさにマインドフルネス!

多少過去にフォーカスしちゃっていることはあっても、たった今の私はここにいて、つらいよね、とつらさと真っ直ぐに対峙してとにかく泣くのです。
今は時間を決めて泣くことは滅多にしていないですが、時に歩きながら、自宅の廊下で、お風呂で、悔しさ、悲しさ、途方もない想いを涙と一緒に流すことはしています。「泣くマインドフルネス」の講座とかいつかやりたい、みんなで泣いてみんなで浄化して、みんな帰るときは笑顔、書いていてワクワクしてきました。

心を込めて感情を書き出す

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話が逸れましたが、もう一つ私がやっている笑顔になるスイッチは、書くことです。何を書くのか。一番は感情です。大切な親友へ宛てた手紙のように、今、自分の気持ちがどんな状況で、どんな壁にぶつかり、それをどう乗り越えたいと思っているのか、鮮明に、記録するように、感情を言語化していきます。途中からペンが勝手に走るのです。

待って!追いつけないというぐらいに。

そうなったら作家気分どんどんペンを走らせる。書きたいときは何ページにも亘りじっくり自分の感情に寄り添う。これは特に海外に住んでいた頃、友達も少なく、当時は決して人に話せることではないと思っていた悩みを抱えている頃によくやっていました。記すノートにもこだわりがあって、悲しいことがあったら「悲しみノート」という青色のノートに、ハッピーな気持ちの時には黄色の「喜びノート」に。まるで相談する友達が悩みの内容によって異なるように、感情によってノートを使い分けていたのです。頑張ってたね、当時の私。と書きながら泣きそうになってます。

結果、悲しみノートの方が書くんですよね。なんでかというと、ハッピーな気持ちは誰かにシェアしやすい。なので、ちゃんと味わってあげられているんです。でも、悲しみは夜中に不意にやってきたり、渦中は人に言えなかったりもするのです。
だからこそ、書くことで心が解放されるような、自分で自分のことが許せるような、不思議な感覚になるのです。自分が自分であることを認められたり、自分という輪郭がちゃんと認識できるような。この感覚は、のちにマインドフルネスを知って深い呼吸をしているとき、あれ?この感覚知ってるぞ、なんだっけ。
あ、感情を書き出しているあの瞬間だと気付いたわけです。

喜怒哀楽を味わい尽くす

喜怒哀楽、みなさん表現していますか?
言葉とか態度である必要はないですし、私のように泣く、書くなど方法はきっといろいろありますが、とにかく処理してあげることが大切です。

感情は見ないフリをしているとそこにずっと留まる癖があると思うのです。
「ねぇ、気づいてよ、私つらいんだから」とひょこっと思いもしない瞬間に出てきちゃったりするのです。だからそのときは多少エネルギーが必要でも、「今、私はこんな感情なんだね」と深海のように奥底にある自分の本心に触れてあげる。

どんな方法がフィットするか、ぜひ考えて欲しいのです。呼吸にフォーカスするマインドフルネスは私がナチュラルにやっていた泣くことや書くことより手軽で、心を凪の状態にしてくれます。
ぜひ自分に合う方法、あなたがあなただけになれる方法とも言えるかもしれません。それを探してみてください。

私のシンプルな願い

溢れる情報や多くのつながり、様々なツールがある現代。
あなたがあなただけになる時間は一体どのぐらいあるでしょうか。
たった今感じているあなたの感情に意識を向けてあげている時間はどのぐらいあるでしょうか。
あなたがあなた自身の心の声としっかりと向き合う時間がどのぐらいあるでしょうか。

それを避けているのかもしれないし無自覚で自分との対話をしていないかもしれないです。
でも、あなたの内側ではきっとあなたの悲鳴を、あなた自身が望んでいることを、あなた自身が本当に求めていることを、ちゃんと向き合って欲しいと願っているだろうし、答えはちゃんとあなたの中にあると思うのです。
そこを無視して生きていくことは、心身に影響を及ぼすと私は思います。
日常、外にばかりに意識を向け、神経をとがらせ、スピードに追いつこうとして生きている私たちにとって、あなたがあなたである時間は本当に貴重で大切なものです。

だからこそ、あなたはあなたであるという事にフォーカスをするために、心を今にとどめるために、ぜひ「今ここを味わうこと」を日常に取り入れてほしいと心から願っています。

なぜならあなたがあなたである人生はたった1度だから。
あなたの人生をあなたとして生き切ってほしい。味わい尽くして欲しい。
そしてできるのならば笑って生きてほしい。自分の人生を生き、必ずすべての人に訪れる最期を迎える時に「あーいい人生だった。私は私の人生を味わい尽くした」と思ってこの世を去る人が増えることを心から願っています。

未来や過去にどうしても意識が向きがちですですが、今しかないこの瞬間を大切にしてください。
この記事を読んで「自分とちゃんと向き合おう」と少しでも思ってくださる方がいたら嬉しい限りです。


■プロフィール

北條久美子
(ほうじょう くみこ)
ライフスタイリスト

東京外国語大学を卒業し、ウェディング司会・研修講師を経て、エイベックスグループホールディングス株式会社にて教育担当に。2010年にキャリアカウンセラー・研修講師として独立。全国の企業や大学などで年間 約2,500人へビジネスマナーやコミュニケーション、キャリアの研修・セミナ―を行う。その傍ら、ブリリアンス+を運営する株式会社キューで企業顧問を務める。 現在はライフスタイリストとして「ライフデザイン」や「マインドフルネス」等を用い、自分らしく笑って生きる人が増える場作りに力を入れる。 座右の銘:笑って一生  著書:「ビジネスマナーの解剖図鑑」エクスナレッジ社、「仕事が楽しくなる 働き方の7マナー」講談社 他

■お知らせ

頑張った自作のHPです

誰かの笑顔に繋がれば、という思いで毎日コツコツあげています。
思いついた日から約1年2ヶ月、1日も欠かさず投稿。自己満足だけど、えらいぞ私!


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