「ついつい他の子と比べてしまいます」-マインドフルネストレーナーが子育てのお悩みに答えますvol.1-
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「ついつい他の子と比べてしまいます」-マインドフルネストレーナーが子育てのお悩みに答えますvol.1-

「あの子は、もうこんなことができるんだ。それに比べてうちの子は…」

成長発達には個人差がある、頭ではそう理解していながらも、特に変化が著しい幼少期ほど周りの子と比べてしまいがちになりますね。
私自身、こちらの記事にも書いたのですが、自分でも疲れてしまうほど「比べる子育て」をしてきました。

改めまして、こんにちは。マインドフルネストレーナー、ライフコーチのワカナです。
この連載では、私自身も二児の母であり、子育てママのコーチングを数多く行ってきた経験から、マインドフルネスを活かした子育てについてお伝えしていきます。

さて今回は、冒頭にあった「他の子と比べることがやめられない…」というお悩みについて。
まずは、少し立ち止まって、「比べる」という事実そのもの分解しながら考えてみましょう。


ついつい比べてしまう理由のあれこれ

これまでママ向けの講座を行ってきた中で感じるのは、「比べる」と言っても、その理由は様々でした。そのうちのいくつかを挙げてみます。

パターン①親自身が比べられて育った

常に比べられる環境で育った場合、「お兄ちゃんだからしっかりしなきゃ」「妹に負けないように」など、幼少期から比べるという前提が擦り込まれている。良い悪いに関わらず、比べて切磋琢磨することが当たり前。

パターン②勝ち負けにこだわる性格

親が、俗にいう「負けず嫌い」な性格。子どもと自分自身を重ね合わせてしまい、わが子が周りの子に「負ける」ことは許せない。

パターン③子どもの未来が心配

わが子が周りの子より劣っていると感じた場合、「このままではこの子の未来が危うい」という不安に襲われてしまう。「できる、できない」「ある、ない」が、幸せや成功の基準になっている。

このように、親の性格や考え方などによって比べる理由は違いますが、いずれにしても比べることで疲れてしまう日々から解放されたいと願う方は、少なくないかと思います。

まず、「比べてしまうのはなぜか」と考えることで、一歩踏み出したことになります。比べてしまうのは「子どもが○○だから」と考えがちですが、実際は親の私たちが起点となっているのも事実です。

では、どうすれば比べないでいられるのでしょうか?

そもそも「全く比べない」のは難しい

私たちは様々なコミュニティに属しているため、偶然見かけた「できる人」「凄いと感じる人」に対しての反応をゼロにするのは、正直難しいのではないかと感じています。

私も、比べてしまう子育てをしてきた1人なので、わが子の「できていない姿」を見かけたときは、ドキッとしたりソワソワした感覚が、今でもゼロではありません。

特に、親自身に幼少期から比べる習慣がある場合、これを無理に手放そうとすればするほど、逆に意識してしまうことにも繋がりかねないのです。

そんな時にこそ、マインドフルネスを試してみるチャンスです。


マインドフルネスを活かした解決方法をご提案☺️

さて、つい比べてしまう理由がご自身にあることがわかってきたでしょうか。それを、すぐに受け入れることが難しくても大丈夫。
マインドフルネスを活かした解決方法を、無理せず少しずつ取り入れてみましょう。

①マインドフルに「実況中継」

「今、お隣の○○君と比べていますね」
「お姉ちゃんと比べちゃいましたね」

比べている自分にふと気が付いた時は、こうして自分の思考や言動を実況中継してみるのがおすすめです。私たちは、比べたと気づいた際に、(また比べてしまった)と自分を責めることからスタートしてしまうことが少なくないような気がします。

マインドフルな対応としては、起こった出来事を評価判断することなく、事実をありのままに受け入れます。今回の場合、比べたという事実を、ただ認めることからはじめてみましょう。

「比べていることを、客観視できません」

実際は、比べている瞬間、それに気が付くというのは少々難しい話ですよね。そんな時は、マインドフルネスの呼吸瞑想を日常に取り入れてみることもおすすめです。呼吸に、ただ気づきを向けていくトレーニングを続けることで、無自覚な自分自身に気づくスピードがはやくなります。

ぜひ、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。


②比べてしまう自分の内面を見つめる

比べてしまう自分自身への攻撃を抑えることができたら、次に

「どうして私は比べてしまうのか」

というテーマでジャーナリングをしてみましょう。

頭に浮かんだことを次々に書き出していくと、つい比べてしまう裏にある様々な感情や思い出などが浮かび上がってきます。一通り書いた後は、それを眺めながら自分自身に対して優しい言葉をかけてあげてください。

「悲しかったんだね」
「それは辛かったよね」

そんな労いの言葉を伝えたくなるかもしれません。


③マインドフルネスに我が子を観察する

我が子の成長基準が分からず、他人と比較することで一喜一憂しているのではないでしょうか。昨日より今日、どんな変化があるのかな、もしくは同じかな、と子どもを見ることの解像度を上げることに注意を向けてみましょう。

すると、「こんな笑い方をするようになった」「こんなときはこんな眼差しをしているんだ」など、違う発見があるかもしれません。

この時も、できる・できない、良い・悪い、という評価判断を入れず、『観察する』というスタンスでみてあげてください。


みんな違って、みんないい

いかがだったでしょうか。
比べてしまう「本当の理由」に気づき、癒していくと、またつい比べてしまったという時も「比べなくて大丈夫」という気持ちに戻りやすくなるような気がします。

そもそも、私たちは誰一人同じではないからこそ、本来は比べる基準などありませんね。
私自身、それに気づいた今では「自分自身の成長」と比べる以外、あまり意味がないのではないか…そう考えるようになりました。

「みんな違って、みんないい」

まずは、親である私たち自身に、そんな思いを向けられたら素敵ですね。

文*ワカナ
(マインドフルネストレーナー/ライフコーチ/Mindful.jp編集部)
 Twitter:@wacanaoda

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