Mindful Photos

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黄金色の視界を感じて-わたなべさき-

黄金色の視界を感じて-わたなべさき-

目を閉じても まぶた裏に差し込んでくる光。   黄金色の光が視界いっぱいに広がって、 天国にいるような心地。 "幸せだ"って、こんな時に思う。 黄金色を吸い込むように、深呼吸をした。 "幸せとはこころの状態である" 先日、尊敬する人から教えてもらった言葉だ。 幸せを必死に追い求めてしまうときもあるけれど、 ふと立ち止まってこんなふうに感情を味わうとき、 わたしは紛れもなく、幸せだなぁと思うのだった。 わたなべさき 会社員/フォトグラファー 雨の日にテンションが

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あれから、13年の月日が流れた。-三宅弘晃-

あれから、13年の月日が流れた。-三宅弘晃-

 初任給で買ったばかりのデジタルカメラを片手に、街灯の点り始めた山下公園を一人歩く。6月の潮風には一足早く夏の気配が混ざり、赤レンガ倉庫が見えてくる頃には首筋がじっとりと汗ばんでいた。  マリンルージュが船の名前だと知ったのは、つい先日のことだ。ハーバービューの部屋にも、ブルーライトバーにも縁がなかった僕にとっては、横浜を舞台にした大人のデートなど憧れ以外の何物でもない。だからこそ、その街の雰囲気に少しでも近づこうと、使い方もおぼつかない新品のカメラを持って横浜に繰り出した

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